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「父ちゃんがいい」シングルマザーの心がえぐられた、息子の訴え

  • 2023.6.14

このお話は、3歳と1歳の子どもを育てるシングルマザー、せせらぎ(@seseragi0822)さんが、悲しい思いを抱えながらも、前を向いて生きる姿が描かれています。ものごころつく前に、「お父さん」を亡くした2人の息子。ですが、ひそかに「父ちゃん」に憧れを抱いている様子の、長男・けーくん。ある日、せせらぎさんの心をえぐるできごとが起きてしまいます…。『お父さんのいない子どもたち』をダイジェスト版でごらんください。

「父ちゃん」に憧れがある長男

「男の人は、みんな父ちゃん」と、天真らんまんに話す、長男・けーくん。ものごころつく前に父親を亡くし、「お父さん」を知らずに育ったため、「父ちゃん」に憧れがあるようです。

あっけらかんとしている様子のけーくんですが、この日の夜、発熱してしまいます。

体調を崩した長男が泣いた夜

熱にうなされながら泣き叫ぶ、けーくん。呼んだのは、目の前にいる「母」ではなく、「父ちゃん」でした。けーくんの心の内は計り知れませんが、その叫びに胸がギュッと締め付けられてしまいますね…。

そして、その叫びを受け止めるせせらぎさんにとっても、つらい夜です。

母が飲み込んだ言葉

「父ちゃんがいい」と、泣きながら訴えるけーくん。シングルマザーのせせらぎさんの心をえぐる、つらい夜でした。

それでも、「お父さんがいたらよかったのに」という言葉を、グッと飲み込みます。本当に苦しいとき、マイナスの感情を言葉にしてしまうと、さらに精神的に追い込まれてしまいますよね。

どんな状況でも、前を向いて生きる強い心

ある日突然、幼い子どもを残して、夫がこの世を去ってしまったら…残された家族は、深い悲しみの中で将来の不安を感じることもあるでしょう。せせらぎさんも、子どもたちが「父親がいない人生」を歩まざるを得なくなったことが、悲しくて仕方がありませんでした。

しかし、どんなに悲しんでも「父親がいない」という事実は変わりません。せせらぎさんは、悲しみやつらい現実を受け止め、目の前にいる子どもたちに、愛情を注いで前を向いて歩いていくことを決意します。強く生きる母親の姿に胸を打たれますね。

つらい現実に打ちひしがれることもある人生。それでも、誰かのせいにせず、自分が持っている大切なものを抱きしめて生きていく…。そんなことを学ぶことのできる作品です。

著者:ももこ

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