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【映画】笑いあり!涙あり!スカッと時代系エンタメ!!『大名倒産』

  • 2023.6.14

こんにちは。おいしいものとおしゃれが大好きリビングふくおか・北九州web地域特派員のakiです! 今回は2023年6月23日(金)大公開!『大名倒産』のメディア試写会に行ってまいりました。 いやぁ~、この映画。制作の段階から絶対観たいと思っておりました。 時代劇や歴史ものに詳しいわけではないのですよ、わたし。 でも、絶対面白いはず!!と思ったんです。それはなぜか??まずはそこからご説明して、それから『大名倒産』の魅力を語りましょう!ぜひ最後までお付き合いいただけたら嬉しいです( *´艸`)

ベストセラー作家・浅田次郎作品が実写映画化!!
出典:リビングふくおか・北九州Web

© 2023映画『大名倒産』製作委員会

「地下鉄(メトロ)に乗って」「鉄道員(ぽっぽや)」など、数々の人気作品を生み出し続けるベストセラー作家・浅田次郎が2019年に上下巻の単行本で発売した『大名倒産』。笑いあり涙ありの痛快ストーリーに「面白い!!」「こんな浅田作品が読みたかった!!」とファンならずとも多くの読者から絶賛され、話題となった作品がついに実写映画化。 時代小説って難しくない??と思っているみなさん!ちょっと待った!!監督は「老後の資金がありません!」「そして、バトンは渡された」など、現代社会のリアルをユーモアを交えて表現、今最も注目を集めている前田哲。脚本は「七つの会議」「半沢直樹」の丑尾健太郎と、ドラマ「特捜9 season2~4」「下町ロケット」の稲葉一宏。制作陣の名前を見ただけで絶対面白いよね!すでにワクワクしてしまいます!!

ある日突然、徳川家康の子孫だと告げられて越後丹生山藩の藩主となったフツーの青年、小四郎。庶民から一国の殿様へシンデレラストーリーかと思いきや、丹生山藩には莫大な借金があった?!ジェットコースターのように次々と災難に見舞われる藩主、松平小四郎を演じるのは、幅広い層から愛される国民的俳優の神木隆之介。周りを固めるのは、杉咲花・松山ケンイチ・小日向文世・小手伸也・桜田通・宮﨑あおい・浅野忠信・佐藤浩市など、日本を代表する超・超豪華なキャストなんです!! さらにこの作品にさわやかな風を吹かせるのが、この映画のためにGReeeeNが書き下ろした主題歌「WONDERFUL」。どうですか??これ以上書かなくても、すでに観たくなったでしょう??

私自身は、原作を読めておらず映画で初めてこの作品に触れたのですが、とにかく次から次へと展開していくストーリーにあっという間に引き込まれ、瞬く間の120分でした。

いつの時代も人間の悩みは同じ。共感できる瞬間があなたにもあるはず!

『大名倒産』という映画のタイトルを聞いたら、なんの話か想像できますか??正解!お金にまつわる話です。いつの時代も「お金」は私たちの生活と切り離すことができませんよね。この映画でも、父親とつつましく暮らしていた小四郎が、いきなり藩主になるのですが、越後丹生山藩は訳ありで25万両(現在の価値でいうと100億円)の借金があった!!いや~、こうなるともう自暴自棄になるし切腹の覚悟も決めますよね、普通。自分の意志と関係なく藩の策略に巻き込まれてしまう小四郎がかわいそうだけど、時代的にどうしようもないことってあるよねと。 でも小四郎には幼少期に亡くした母親から受け継いだ「信念」があって、決して諦めず借金返済のために何ができるか考え、とにかく一つずつ、できることはなんでも行動するんです。 最初は、丹生山藩お城に来て知り合いもなく、突然家臣がつくし、とんでもない借金はあるしでプチパニックなのですが、優しくて誠実な小四郎の姿を見ていく中で周りが小四郎を助けてしまう。 これって、現代でも変わらないことかなって思いました。神木隆之介さん演じる小四郎は、本当に言葉にも行動にも「目の前の相手への敬意」があって、誠実なんですよね。 現実の自分のことと重ねてみたり、「人」に好かれる人、チャンスが巡ってくる人ってこういう人だよなぁと、映画を通して前向きに生きるヒントをもらったりして。主役の小四郎だけでなく、小四郎を囲む周りの人間関係においても江戸時代はこうだよね~ではなく、今の時代も人間の欲や、悲しみや、怒りや喜びって昔も今も根本は同じで、どう向き合っていくかって大事だし、本当に大切なものってなんだろう?なんてことも考えました。 え?この映画ってそんなシリアスなストーリーなの??いやいや、ほぼコメディ(笑)・・・と言ったら怒られてしまうかもしれませんが、ところどころにグッとくる瞬間があって、さすが浅田次郎×前田哲ワールドだなと感じずにはいられないのです。

お子さんと一緒でも楽しい!現代で注目されている”アレ”は江戸時代から実践されていた??

みなさん、いま世界中で取り組まれている”アレ”ご存じですよね?そう、SDGs。この映画では小四郎が莫大な借金を返済すべく奔走するのですが、その方法がまさにSDGs。わが子も小学校でSDGsを学んでいるのですが、お子さんがいらっしゃる方はぜひ一緒に観てほしいなぁ。また、江戸時代という時代背景や、徳川家康の血筋の大名という小四郎の立ち位置から、歴史の勉強にもなりそうです!実際わたしも、試写会なので一人で観たのですが、こんな貧乏な大名ってホントにあるのかな?とか「参勤交代」ってなんだったっけ?とか越後丹生山藩って、地理的にどのあたりかしら?だったり、特産品って何??大名が隠居したら名前変わるよね~・・・なんて、昔むか~し習った(はずの)歴史や地理を思い出したり想像しながら観ました(笑) 越後丹生山藩という藩は実在しませんが、モデルとなったのは越後国に実在した村上藩という藩だそう。 とにかく隅々まで笑いの要素が散りばめられているので、ただただ無心で映画の世界に浸るもよし、時代背景や歴史を思い出しながら観るもよし。楽しみ方がたくさんあって、見終わったあとに重たい気持ちにならないので、安心してお子さんと楽しめる映画だなと思いました。

もうひとつ!大事な見どころはココ♡

超豪華なキャストの個性豊かな演技にも注目したい! 時代は江戸だけど、ところどころに現代の言葉が織り交ぜられていて、親近感半端ないですw主演の神木隆之介さんは、役者としても個性豊かでとても魅力的ですが、この映画でもついつい吹き出してしまう変顔から、一緒に気持ちがあふれてしまう切実な表情までふり幅が大きくて。前から好きな俳優さんでしたが、すっかり神木隆之介ファンになってしまいました。この映画で初のちょんまげ姿を披露しているそうなのですが「ほんとに??」と疑うくらい違和感ゼロです☆神木隆之介さんだけでなく、出演しているどの俳優さんもみんな個性と個性のぶつかり合い?いや、トルネードのように相乗効果で映画を盛り上げていました。特に私が好きだったのは、浅野忠信さん!浅野さんってシリアスな演技のイメージがあった私ですが、こんな面白いんだぁと目から鱗でした。あと松山ケンイチさん!ぶっ飛んでて何度笑い声が出そうになったか!館内で爆笑するのを抑えるのに必死でした(笑)みなさんも是非映画館で実際にみて、どの俳優さんのどこのシーンが面白いか、確かめてください! 私も、公開したら今度は中学生と小学生の子どもたちを連れてもう一度観に行きます!! とにかく、観たら元気になる!!ビタミンみたいな映画です!

STORY
出典:リビングふくおか・北九州Web

© 2023映画『大名倒産』製作委員会

越後丹生山藩の鮭売りである小四郎(神木隆之介)は、ある日突然、父間垣作兵衛(小日向文世)から衝撃の事実を伝えられる。なんと自分は徳川家康の血を引く大名の跡継ぎであった!庶民から一国の殿様へ華麗なる転身・・・かと思ったのもつかの間、実は借金100億円を抱える訳ありビンボー藩だった!先代藩主である一狐斎(佐藤浩市)は藩を救う策として「大名倒産」を計画し小四郎に命じるが、実はすべての責任を小四郎に押し付け、切腹させようとしていた!! 残された道は、100億返済か切腹のみ!小四郎は幼馴染のさよ(杉咲花)や兄の新次郎(松山ケンイチ)・喜三郎(桜田通)、家臣の平八郎(浅野忠信)らと共に、節約プロジェクトを開始。知恵と工夫で藩の財政を立て直そうとするが、そんな中、江戸幕府に計画倒産を疑われてしまい大ピンチ!果たして小四郎は100億円を完済し、自らの命と藩を救うことができるのか・・・??

『大名倒産』 2023年6月23日(金)公開 出演:神木隆之介・杉咲花・松山ケンイチ・小日向文世・小手伸也・桜田通・宮﨑あおい・キムラ緑子・梶原善・勝村政信・石橋蓮司・高田延彦・藤間爽子・カトウシンスケ・秋谷郁甫・ヒコロヒー・浅野忠信・佐藤浩市 他 原作:浅田次郎『大名倒産』(文春文庫刊) 監督:前田哲 脚本:丑尾健太郎・稲葉一宏 音楽:大友良英 主題歌:「WONDERFUL」GReeeeN(ユニバーサルミュージック) 製作:『大名倒産』製作委員会 配給:松竹 福岡の上映劇場:T・ジョイ博多 TOHOシネマズららぽーと福岡 ユナイテッド・シネマキャナルシティ13 ユナイテッド・シネマ福岡ももち 福岡中洲大洋 イオンシネマ戸畑 小倉コロナワールド シネブレックス小倉 T・ジョイ久留米 ユナイテッド・シネマなかま16 イオンシネマ筑紫野 イオンシネマ大野城 TOHOシネマズ直方 イオンシネマ福岡 ユナイテッド・シネマトリアス久山 セントラルシネマ大牟田 TOHOシネマズ福津 公式サイト:https://movies.shochiku.co.jp/daimyo-tosan/

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