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『棚からぼたもち』の意味、わかる? 意外と知らない“定番のことわざ”

  • 2024.2.17

日常的に使っているけれど、そういえば意味が不確かなことわざをマンガで学ぼう!シリーズ。今回は、「棚から牡丹餅(ぼたもち)」です。

棚から牡丹餅

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すごく頑張ったわけでもないのに、思いがけなくラッキーな出来事が起こった時、「棚から牡丹餅」と言いますよね。「たなぼた」と略したりするかもしれません。

耳慣れたことわざでも、よく考えたら、妙なシチュエーションでは?棚の下で寝ていたら、偶然、開いた口に牡丹餅(おはぎ)が落ちてくるだなんて!このことわざは、そんな“ありえない”ところがポイントです。

牡丹餅は、もち米を炊いて丸め、さらに炊いた小豆をあんこにして包んで…と、手間のかかるお菓子です。本来なら苦労してありつけるはずの牡丹餅が、たまたま棚の上に置かれていた。そして、棚の下で眠っていたら落ちてきた…。いくつも“ありえない”ことが重なった=思いもよらない幸運、を表しているのです。

もしかしたらその牡丹餅は、自分で棚に置いたのかも。そんなことを忘れて、「ラッキー」とシンプルに受け止めるポジティブさが、幸運を招き寄せるのかもしれないですね!

作画:青木ぼんろ(@aobonro

参照:『故事ことわざ・慣用句辞典』(三省堂)

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