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『職場のトイレ』で聞こえてきた、自分への悪口。友人が教えてくれた“解釈”にハッとしたワケ

  • 2024.3.4

「井の中の蛙」と言われると傷つく…。それでもいいじゃない!と思える理由とは?

井の中の蛙大海を知らず

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「井の中の蛙大海を知らず」は、中国の思想書『荘子』から生まれた故事成語。狭い井戸の中から出たことのない蛙は、大海(広い海)を知らない。「世間知らず」「視野が狭い」とネガティブな意味で使用されます。

この言葉が日本で広まってから、いつしか“続き”が添えられるようになったのだとか。それは、「されど空の青さ(深さ)を知る」というもの。広い海を知らない蛙だけど、深く澄んだ空の青さは知っている…。

こうして続きを加えると、1つのことを深く掘り下げる生き方もアリだよね、とポジティブに捉えられるので、言葉とは不思議なものですね。

ちなみに、「井の中の蛙大海を知らず」は、他者に向けて発すると、相手を非難することになり角が立ちます。自分自身のことを指して、「まだまだ世間知らずでした。もっと勉強します」と謙遜するようなシーンで使うのが良さそうです。

作画:青木ぼんろ(@aobonro

参照:『故事ことわざ・慣用句辞典』(三省堂)

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