通過すると出世する「登竜門」の由来って知ってる？【マンガでわかる vol.1】

正しい意味を知っているようで知らない言葉を、マンガで解説するシリーズ。

今回のテーマは故事成語の「登竜門（とうりゅうもん）」ですが、どんな場面で使うかというと…。

登竜門

「登竜門」は、中国の『後漢書』が由来と言われる故事成語。こうして改めて漢字で見ると、「竜とは？」「そういえばどこの門？」と気になりませんか？

例えば、強力なライバルたちが競うアイドルのオーディションや、国家試験など。通過すれば出世につながる試練のことを「登竜門」と言います。

由来となっているのは、中国の黄河上流に「竜門」という流れの急な場所があり、ここを登ることができた鯉は竜になれるという伝説。川を鯉が登っていくこと自体が難しいし、そもそも竜は架空の存在。それだけ難易度が高いということを表しています。

意味がわかると、「登竜門」の難しさがますます実感できますね！

作画：青木ぼんろ（@aobonro）

参照：『故事ことわざ・慣用句辞典』（三省堂）