16歳という若さで妊娠した主人公・紗季。赤ちゃんを産むことを望む紗季と彼氏でしたが、シングルマザーの母には出産を反対されます。命の重さ、責任を涙ながらに訴える母に付き添われ、紗季は産婦人科を受診します。そこで見かけたのは救急車で搬送されてきた妊婦と一生懸命な助産師でした。妊娠・出産のこと、そして赤ちゃんや妊婦がたくさんの人に支えられ、命を繋いでいくことを感じさせてくれる『16歳の母 ~助産師が見た、奇跡の出産物語~』どうぞごらんください。
16歳で妊娠した女の子を軸に始まるストーリー
16歳の紗季は、中学時代から付き合っている彼との子どもをおなかに宿していました。「赤ちゃんを育てたい」と考えている紗季は、母に付き添ってもらい産婦人科へ。
紗季が待合室にいると、陣痛中の妊婦がストレッチャーで運ばれていきます。学生の紗季にとって出産はあまり身近なできごとではなかったはず。こうした光景に驚くとともに、自分も赤ちゃんを産むかもしれないという実感がわいたかもしれませんね。
出産は時も場所も選ばず、突然来る
ストレッチャーで運ばれる妊婦を見ていた紗季に、隣に座っていた妊婦が「出産は時と場所を選ばないんだから」と話しかけてくれました。なんと、その女性は家族と買い物中に陣痛が進み、トイレで破水してしまったといいます。
妊娠すると出産予定日を教えてくれますが、それはあくまでも予定。早く産まれる可能性もありますし、超過することもあります。思わぬタイミングで訪れた出産エピソードから、紗季も出産は想像通りにならないことを知ることになります。
出産の奇跡を知り、16歳が出した結論は
救急車が到着する前に赤ちゃんは産まれてしまったものの、元気な産声をあげて無事に出産することができました。たくさんの人に助けられ、命の誕生を一緒に喜んでくれたことを感謝していると語った女性。その話を聞き、紗季は命が産まれるということの尊さを感じたようですね。
その後、診察を受け妊娠が確定。紗季は赤ちゃんを産みたい気持ちが強まったようです。しかしここからは、相手である彼の両親との話し合いもしなくてはなりません。家族が増えるのですから、結論は一緒に出す必要がありますね。
紗季の妊娠・受診を通じ、さまざまな出産について語られるこの作品。改めて出産は奇跡で、命を授かることは重いことだと感じさせられる漫画です。
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16歳の母 〜助産師が見た、奇跡の出産物語〜【電子書籍】[ おたんこ助産師 ]
¥1,100〜(楽天市場)
出版社:KADOKAWA 作者:おたんこ助産師 漫画:ふらみんこ
「助産師は、家族のスタートに立ち会う仕事。背中に手を添えて、一緒に立ち止まったり、その手で背中を押したりできる、数少ない職業なんだよ」
常に命と隣り合わせの「出産」が日々繰り広げられる産婦人科で、助産師として働き始めた主人公・おたんこ助産師さん。彼女の勤務する病院に、ひとりの女子高生が母親を伴って来院します。中学の頃から交際していた同級生との間に、子どもができたというのです。
若くして妊婦となった彼女と、周囲の人々との関わり。そして助産師との出会い。さまざまな命をつなぐストーリーが、おたんこ助産師さんの成長とともに綴られています。
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作者:おたんこ助産師
漫画:ふらみんこ
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著者:こびと