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肌がデリケートになる季節!秋のスキンケアのポイントとは?

  • 2014.9.7
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日中はまだまだ暑いですが、朝晩だいぶ過ごしやすくなってきましたね。日没も早くなり、秋を感じさせる陽気になってきました。

ただ、暑い夏から寒い冬へと向かう季節の変わり目である秋は、肌の抵抗力が落ちていて、不安定でデリケートな状態となっています。生活環境の変化も重なり、秋に肌トラブルで悩まされる人は増えていますので注意してください。

まずは、秋の肌状態について見ていきましょう。

■【秋の肌状態】夏の紫外線で肌ダメージを受けている

夏の紫外線による肌ダメージは大きく2つに分けられます。 ダメージのひとつは、紫外線の影響によるメラニン生成の活発化、そしてそれに伴うシミ・ソバカスなどの色素沈着です。 肌が健康的な状態であれば、紫外線が少なくなるにつれ、メラニン生成量は元の状態に戻っていきますし、生成されたメラニンも新陳代謝とともに排出されていきます。ただし、肌の状態が適正でないと、生成されたメラニンがそのまま肌内部に残存し、シミ・ソバカスなどの色素沈着となってしまいます。

そしてもうひとつは、紫外線の影響による「肌の乾燥」です。 夏が終わり、9月・10月になってくると、肌からツヤや滑らかさが失われたようなカサカサ感や、肌が厚く硬くなったようなゴワゴワ感を感じることがあります。 これは、角質層における保湿機能やバリア機能が低下している状態なのです。 また、肌のカサカサ感やゴワゴワ感を自覚しなくても、夏の紫外線の悪影響は、角質層の保湿機能やバリア機能を確実に低下させていますので、肌トラブルや肌老化現象が発生する可能性がひそんでいるということになります。

■【秋の肌状態】季節の変わり目で肌が敏感である

暑い夏から寒い冬へと変わっていく最中の秋には、体が外部環境の変化に対応しようとします。これは、体調が一種の緊張状態となり、外界の刺激に対して反応しやすくなっている状態です。化粧品を変えたわけでもないのに、何故か肌の調子が悪くなることも多々あります。 これは、体調の変化に伴い、肌が外界からの刺激に対して敏感な状態になっているためです。

■【秋の肌状態】皮脂量が低下し、乾燥しやすい

さらに、秋になると皮脂量や発汗量も減少し、外界からの刺激に対する防御力が弱まり、肌は乾燥しやすい状態となります。 空気は冬に向けてどんどん乾燥していきますから、肌は慢性的に乾燥状態となり、外的な刺激に対してさらに敏感な状態となってしまいます。 秋のうちに、夏の肌ダメージをきちんとケアし、肌を健全な状態に戻しておかないと、肌の老化やトラブルは加速度的に進行していきます。

■秋のスキンケアのポイント

・クレンジング&洗顔 重要なのは、日々のクレンジングや洗顔です。クレンジングや洗顔によって、皮膚表面に付着した様々刺激物(古い皮脂、ホコリ、雑菌等)を綺麗に取り除き、皮膚に与える刺激を極力少なくすることが大切です。

・水分補給&保湿 正しいクレンジングや洗顔の後は、今度は与えるスキンケア、つまり化粧水・クリーム・美容液などで肌にたっぷりと水分を与えるとともに、肌の水分が十分に保持されるよう保湿対策が必要となってきます。 洗顔後の肌は、皮脂が除去され、健康的な肌であっても、その保湿機能は一時的に低下しています。そこで、必要となってくるのが、肌乾燥を守るための、「保湿機能を補強するスキンケア」です。 「水分補給」「油分塗布」「水分保持」 の3ステップで保湿対策を心がけましょう。

・秋も紫外線対策 秋になると確かに紫外線の量は減少してくるのですが、それでもある程度の量の紫外線は降り注いでいます。日差しが弱くなったり、気温が低くなったりすると、紫外線がかなり減ってきているような印象を与えますが、秋になっても、私たちが感じるほどには紫外線の量は減っていないということです。

■おわりに

季節の変わり目の肌はとてもデリケートな状態です。冬が来る前にしっかりケアをして肌状態を改善しておきましょう。

(下山 一/ハウコレ)

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