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カッとなったら深呼吸! 子どもへの「叱りすぎ」を避ける方法5つ

  • 2015.12.14

【ママからのご相談】

5歳の息子の母です。うちの子は本当にやんちゃで家の中でも常に私がやってほしくないことばかりします。私も仕事をしていて疲れているのもあってか、息子を毎日叱ってばっかりです。 たまにドカーンと大声で怒ってしまったときはさすがの息子もしゅんとなってしばらく自分の部屋から出てきませんでした。

私も言い過ぎたかなと反省しましたが、次の日はまた同じことの繰り返しです。どうしたらもっと優しくなれるのでしょうか。

●A. 叱ることが当たり前にならないように、叱る前にちょっと冷静になって真剣に子どもと向き合ってみましょう。

ご相談ありがとうございます。ママライターのみいゆです。

子どもを持つ前は、「私は絶対に感情的に叱らないようにする!」と思っていたけれど、いざ子どもが生まれて親の思い通りにならない時期になってくるとガミガミ言ってしまう……そんなお母さんたちも少なくないのではないでしょうか。親も人間ですからいつも仏のような心を持ち合わせているわけではありませんよね。

ご相談者様のように、ときには子どもとぶつかり合って落ち込んだりしながら親も子も成長していくわけです。しかし、叱ることに慣れてくると今度は叱らなければいけないと思ってしまいどんどん度が過ぎていく場合もあります。「私、最近ちょっと叱り過ぎてるかも?」と思い当たる節があれば一度叱ることを見直してみてはいかがでしょうか。

●子どもを必要以上に叱りつけない方法5つ

●(1)ストレスをなくす

子どもに対して感情的に叱るときってストレスが爆発していないでしょうか。今叱るべきこと以外にも思い出したように過去のことまで持ち出して、怒鳴ってしまったり。どうしても感情的になるとその分叱ること自体がストレス発散になってしまいます。もしかしたら子どもを傷つけてしまうような言葉を言っているかもしれません。叱ること=ストレス発散とならないように、子どもを叱るときは冷静になりましょう。

●(2)“うまくできない”ことに腹を立てない

他の子が上手にできていても、自分の子は全然ダメなことって結構あると思います。しかし、靴を上手に履けないというような子に対して、「早くしなさい!」といっても意味がないのです。そのくらいできるでしょうと頭では思っていてもきちんとしたやり方を教えてあげればすんなりやれるようになったりするものです。ムダに怒ってもしょうがないのです。

●(3)カッとなったら深呼吸を忘れずに

子どもが悪いことをすると頭に血がのぼってすぐに、「コラーッ!」となってしまいがちですが、口を出す前にいったん深呼吸して落ち着きましょう。「なぜ子どもがこんなことをしたのか?」冷静な頭で考えると本当はそんなに怒鳴ることでもないようなことだったりします。もちろんすぐに言いたくなる気持ちは十分理解できます。

筆者もすぐに子どもが悪さをするとガーッと声を荒げてしまうときもありますが、この前に一旦怒りをしずませると見えてくるものがあるものです。

●(4)親がお手本となっているか見つめなおす

わが子に対して叱っていることは親のあなたが全てきちんとできていることでしょうか。「人になにかをしてもらったらお礼を言いなさい」と子どもに教えるとき、あなたは誰にでもそれができていますか。家の中だと夫や子どもからちょっとなにかをしてもらったときにも、「ありがとう」と言えていれば良いお手本となっているでしょう。

外だけではなく家庭の中でも見本となるような行動を親がとっていなければ、子どもはすぐに見抜いてしまいます。「でも、お母さん(お父さん)は家でやっていないじゃん」と。

●(5)叱ることをやめて、勇気を持てるような声かけを増やす

教育カウンセラーの諸富祥彦先生は、『子どものしかり方がわかる本』のなかで、

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本当は、お母さんがしたいことは「しかること」そのものじゃなくて、子どもにそういういろいろなことができるようになってほしい、ということではありませんか? そうであれば、ぜひ一度「しかる」のをやめてみてほしいのです。そしてそのかわりにすることは、「勇気づけ」です。

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と仰っています。子どもはあまり叱られ過ぎると、「どうせボクなんか」「私なんか何をやってもダメだ」と自己肯定感が下がってしまうそうです。本当は叱らなくてもよいところで上から発言するのではなく、「あなたならできる」などと勇気づける言葉をもっと子どもにかけてあげたいですね。

【参考文献】

・『子どものしかり方がわかる本』コモ編集部・編

●ライター/みいゆ(ママライター)

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