1. トップ
  2. ライフスタイル
  3. 爽やか! アロマディフューザーで香るグリーンアレンジ プチプラ花コーデVol.115

爽やか! アロマディフューザーで香るグリーンアレンジ プチプラ花コーデVol.115

  • 2023.6.12
  • 1569 views

プチプラ雑貨を使って、もっと暮らしと花を楽しんでみませんか? 100均などのプチプラ雑貨とフラワーアレンジを日々楽しむ、フラワーデザイナーの川守由利子さんに、旬のプチプラ花コーデを教えていただきます。

種類が豊富! 100均のアロマディフューザー

100均で以前から気になっている商品の一つに、アロマディフューザーがあります。

アロマディフューザーは高価なイメージがあるので、発見したときは100均に並んでいることにとても驚きました。価格帯は100〜300円で、ボトルのデザインや香りの種類が豊富。

そのうえ、瓶に挿すスティックにも、色やデザインなどのバリエーションが数種類ありました。アロマディフューザーの人気の高さが伺えます。

私が先日見つけたアロマディフューザーは、黒系のパッケージで恰好よくて、即購入しました。

アロマディフューザー

中をあけたら、スティックも黒系で瓶はシンプル。イメージどおりのデザインでした。香りはSAVON。ナチュラルな石鹸のような香りです。今回はこのアロマディフューザーを使って、フラワーアレンジを楽しんでみます。

テイストを揃えることが、いちばんのポイント

アロマディフューザーと一緒に購入したのは、アレンジをするお皿。商品名は「ヨーロッパ風プレート」でした。

アロマディフーザーのアレンジ

ダークグレーでこちらもとても恰好よく、購入したアロマディフューザーとよく合いそうです。プレートは少し深さがあるので、水を含んだ吸水性スポンジをセットしても大丈夫。

フラワーアレンジをするときに、材料を集めながら意識するのは仕上がりのイメージです。恰好いいものは恰好よく、かわいいものはかわいらしく。器などの素材や色は、それぞれのテイストを合わせるようにしています。

テイストに一貫性をもつことで様になりやすく、方向性が定まることで材料集めに悩むことも少なくなります。インテリアやファッションの合わせ方に似ているかもしれません。

アロマディフューザーは、蓋を開けてスティックを挿しておきます。

アロマディフーザー

蓋を 開けたら、爽やかな香りがふわっと漂ってきました。香りって癒やされますね。

バランスが大事。ディフューザーと花の関係

アレンジをするお皿に、吸水性スポンジをセットしていきます。

吸水性スポンジは、お皿の中に入る大きさにカット。写真のように、お皿の縁に四隅が接するぐらいがちょうどよいでしょう。

アロマディフーザーのアレンジ

吸水性スポンジの高さは、お皿の深さと同じくらいにしました。

基本的に、花がたくさんあるときは、吸水性スポンジは容器より少し高めにセット。花が少なめのときは、容器の深さと同じくらいか少し低めにスポンジをセットします。

吸水性スポンジの大きさが決まったら、水を吸わせてプレートに置きました。

アロマディフーザーのアレンジ

スポンジの吸水方法は、吸水性スポンジのパッケージに丁寧に書かれています。

吸水スポンジの使い方

使う分をカットしたら、容器に貯めた水の上にポンと置くだけ。置いたら手で押したり、上から水をかけたりしないようにして、水がスポンジにしみ込むまで待ちます。

吸水性スポンジをセットしたお皿に、アロマディフューザーを置いて、バランスを見ました。

アロマディフューザーに高さが必要だったので、吸水していないスポンジをカットして、アロマディフューザーの下に置き、写真のように高さを出しました。この部分には花を挿さないので、スポンジは吸水しなくて問題ありません。

アロマディフーザーのアレンジ

これで、花をアレンジする準備が完了です。

アロマディフューザーは高さを出すことで、存在感を際立たせることができます。

アロマディフューザー本体の半分より下に花があると、全体のバランスが取れそう。花に瓶が埋もれてしまわないように注意しました。

黒×グリーンで、ブラックモダンに仕上げます

花をアレンジしていきます。

選んだ花材はグリーンだけ! ブラックにグリーンの組み合わせは、モダンで恰好よく決まるので、とても好きなんです。

アロマディフーザーのアレンジ

左からテマリソウ、パセリ、ライムです。パセリやライムは家に残っていたものです。パセリはたくさん入っていたうえに値引きされて、158円でした。料理に使っても冷凍しても使いきれないので、アレンジに使うことにしました。

パセリは切り花としても流通するので、アレンジに使うことがあります。スーパーでこんなに安く手に入れられて…。嬉しいですね。

パセリ

ライムは、夏場に爽やかなアレンジを作るときに使うことが多いです。

ライムに限らず、レモンやブドウなどの果物やラディッシュなどのちょっとした野菜もフラワーアレンジに使えます。花材集めのときは、花店だけでなく、スーパーもぜひチェックしてみてください。

アレンジは、形が違うものをアクセントに加えて

アレンジの手順は、以下になります。

①短くカットしたテマリソウの2輪を、高さを少し変え、正面と横に挿します。

アロマディフーザーのアレンジ

アロマディフューザーのラベルが半分以上は見える高さに、花はアレンジしました。

②パセリを短くカットします。

アロマディフーザーのアレンジ

③スポンジがあいている部分に、どんどんパセリを挿していきます。

アロマディフーザーのアレンジ

 緑色の花と葉で、モリモリになってきました。

④ライムをカットします。半分残っていたライムを、写真のように4つにカットしました。

アロマディフーザーのアレンジ

⑤アレンジのどこにライムを入れるか考えます。つまようじを用意して、ライムに刺し込みます。

アロマディフーザーのアレンジ

つまようじを挿したライムを、アレンジに加えます。ライムは皮の部分が見えるようにしました。

アロマディフーザーのアレンジ

このとき、つまようじが長かったら、ハサミでカットします。

⑥パセリだけの部分が単調なので、テマリソウの茎についていた葉を入れることにしました。

アロマディフーザーのアレンジ

葉がクルクルしていて、おもしろく仕上がりそう。適度にカットして、アレンジに入れたら完成です。

アロマディフーザーのアレンジ

テマリソウの葉を入れたことで、アレンジに動きが出ました。葉はもともと花についているものを使うと違和感がなく、またプチプラで仕上げられるポイントでもあります。

アロマディフーザーのアレンジ

アロマディフューザーの香りとパセリの香り、そして手にはライムの香りも…。部屋中が爽やかな香りに包まれました。

今回の材料をご紹介

  • アロマディフューザー…100円*ダイソー
  • ヨーロッパ風プレート(お皿)・・・100円*ダイソー
  • 吸水性スポンジ・・・100円*ダイソー
  • テマリソウ2本…398円
  • パセリ…158円
  • ・ライム…198円

合計1054円(税抜)。

ほかに、ハサミとつまようじ、カッターを用意。

パセリを観葉植物のように飾って、癒やしの空間

残ったパセリは、100均の保存瓶に水を入れて飾ってみました。

パセリのアレンジ

料理に使うか、またアレンジを楽しむか…。しばらくこのまま、飾っておきます。

パセリが観葉植物のようで、とてもなごみますね。緑色のアレンジは、これからのじめじめの季節にぴったりな爽やかな存在です。

花時間
Credit
写真&文 / 川守由利子 - 『ブーケ・ドゥ(Bouquet Doux)』主宰。 -

かわもり・ゆりこ/花店勤務を経て、2006年に独立。『花時間』第6回フラワーアーティストオーディションに優勝し、現在、東京・自由が丘にて花教室を主宰している。アトリエ名は、“甘くやさしい花束”という意味の仏語から。その名のとおり、心なごみ笑顔になる、柔らかな印象のアレンジを中心に、雑誌やwebでも活躍中。手作りが得意で、プチプラ雑貨と“花”を組み合わせて楽しむアイデアを連載中。

元記事で読む
の記事をもっとみる