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軽いユーモアが効果的! ママが子どもへの”小言”を我慢するコツ

  • 2015.12.14

【女性からのご相談】

大学生の女子19歳です。先日姉の家に遊びに行ったときのことです。姉は結構口うるさく、何かにつけて娘(私にとってめい)に、「ママがあんたくらいのときには、ボーッとしてることなんてなかった」などとダメ出しをします。 私の前で2、3回、「私の子どものころは……」とか、「私があなたくらいのとき……」といっていました。

昔、母親に同じことを言われた記憶があります。そのたび、「また、始まった!」という気分になっていました。結婚して母親になると、母や姉のようにこんなイヤな叱り方になるものなのでしょうか?

●A. 小言はNG、冗談を交えてみましょう。

ご相談ありがとうございます。ライターの渦マキです。

「おかあさんが、あなたくらいのときは……」というセリフ、筆者も子どものころにきかされてその度にうんざりしていました。「おかあさんの子どものころの時代と今では全然違う」と言いたいのはやまやまでしたが、「親に口ごたえして!」という言葉、そしてさらにお小言タイムが延長することがわかっていたので、黙って聞いているフリをしていました。

●「おかあさんがあなたくらいのときは」という言葉の真意

「おかあさんが子どものときは……」「おかあさんがあなたくらいのときは……」これらは、おかあさんの“決まり文句”ともいえる言葉と言っていいかもしれません。

実際のところ、子どもに何をいい聞かせたいのでしょうか?

・自分の子どものころに比べて今がどれだけ恵まれているか

・わが子に比べて自分は子どもながらに苦労してきた

といったことを子どもの前で話すことで、つまるところ、“親に感謝しなさい”という真意があります。ある意味、苦労してきた自分やこんなに一生懸命に子育てしている自分を認めてほしい承認欲求の表れなのかもしれません。たまりにたまった気持ちを吐露する相手がいないため、わが子に聞かせているのでしょう。

●小言ではなく、軽いユーモアを交えて

子どもにしてみれば、親に小言をきかされてもどう反応していいか戸惑ってしまいます。「おかあさんがあなたくらいのときは」という言葉は、子どもにとって百害あって一利なしです。

この言葉を使うよりも、ちょっとした場面で単刀直入に、「たまには感謝しなさい」と冗談混じりに言う方が、スマートですんなり受け入れられるのではないでしょうか。

母親も人間。イライラしてストレスを発散したくなるときもあるでしょう。ただ、そのイライラをぶつけて、「あなたのためを思って言っているのよ」などと小言をいうことは、子どもにストレスを与えるだけなのです。

子どもはやがて、母親が言っている小言には“聞くに足りないことだ”と無意識に判断して耳をかさなくなります。

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いかがでしたか? 相談者さまが気にしていられるお姉さまの言葉は、お子さんを注意しているのではなく小言としてとらえましょう。もしも、今後そういう場面に出会ったとしたら、冗談混じりに遮ってあげましょう。

【参考文献】

・『子どもが育つ魔法の言葉』ドロシー・ロー・ノルト/レイチャル・ハリス・著

●ライター/渦マキ(フリーライター)

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