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Netflixで今も人気抜群!『紳士とお嬢さん』は「韓ドラあるある」だから面白い

  • 2023.6.11

韓国KBSで2021年9月25日から2022年3月27日まで放送された『紳士とお嬢さん』。平均視聴率が30%を超えるほど人気を集めたが、それは日本でも同様だ。Netflixで配信が始まると、ランキングトップをずっと快走し、今もランキング上位に入っている。本当に人気が持続する息が長いドラマだ。

主人公はイ・セヒが扮するパク・ダンダンとチ・ヒョヌが演じるイ・ヨングク。2人は「年の差カップル」として幸せの絶頂なときに「記憶喪失」「出生の秘密」「きょうだい疑惑」など様々なトラブルに見舞われる。しかも、ヨングクのまわりには嘘にまみれた悪女が跋扈(ばっこ)していて、彼は無理やり婚約させられたり継母から騙されたりしてしまう。

こうした騒動を見ていくと、とてつもなく既視感がある。つまり、20年ほど前の韓国ドラマがひんぱんに題材として使っていた「韓ドラあるある」が今も生きていて『紳士とお嬢さん』の主要ストーリーを形成しているのだ。

さらに、エピソードは二重にも三重にも凝っている。たとえば、41歳のヨングクが山にハイキングに行って転落して記憶喪失になった時も、最初は22歳までの記憶しか残っていなかったのに、次には、つい直前の記憶まで忘れてしまったりしてしまう。このように、「普段ありえない出来事」のオンパレードとなって、ドラマはいつも深い溝にはまったかのような展開になってしまう。

しかし、難しく考えることはない。トラブルがどんどん起こっても次々にあっさり解決していく。深刻にドラマを見る必要はないのだ。ストーリーのほうでうまく起承転結が完成していく流れになっている。

画像=KBS
二転三転するストーリー
実際、多彩な出演者がしっかり持ち場を演じて、二転三転するストーリーを面白く作りだしてくれる。特に、ダンダンの両親となったスチョル(イ・ジョンウォン)とヨンシル(オ・ヒョンギョン)が本当にいい味を出していた。

Netflixでは『紳士とお嬢さん』が全76話で配信されている。全16話のドラマを見なれていると、確かに長いのだが、その長さを感じさせないのが『紳士とお嬢さん』の痛快なところだ。

文=康 熙奉(カン・ヒボン)

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