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【体型別デニムの選び方】細見え&垢抜け! スタイリスト直伝「大人のデニムコーデ」

  • 2023.6.10

デニムの着こなしが爽やかに感じられる夏。夏のデニムコーデは秋冬と違って重ね着ができないぶん、ボディラインがあらわになります。しかし“隠す”ことばかりに意識が向くと途端にコーディネイトが野暮ったくなってしまう...なんていう失敗もよくあるので気をつけたいところです。そこで今回は、とくにカバーしたい体型のお悩み別で選ぶ! 自分のボディに合ったデニムの選び方をご紹介します。

下半身ぽっちゃりさん...ローライズのルーズデニム

腰が張っている、お尻が大きい、太ももが太い、ふくらはぎが太い…など脚のさまざまなパーツが全体的に気になるという方は今年トレンドのルーズシルエットのデニムがおすすめです。ルーズデニムは裾や余っているようなダボついたシワ感が特徴的。以前から定番であるワイドデニムと見た目は似ていますが、通常のワイドデニムよりも生地を多く使っているので脚のラインや肉感が目立ちません。

そんなルーズデニムのもう一つの魅力は、ウエストを華奢に見せてくれるという点です。ボトムスにボリュームがあることで対比が生まれ、ウエストが細く見えるのです。なので、くびれはあるけど下半身がやや太めという方にこそおすすめのアイテムでもあります。

着こなしもせっかくならウエストの細さを強調するようなアイテムを選びましょう。若い世代のようにおへそを出す必要はありませんが、ボディラインがピタッとしたサマーニットやTシャツを選んで、上半身の華奢を強調すると良いですね。足元はデニム特有の重たさを回避するため、サンダルで適度な足見せをしましょう。

全身ぽっちゃりさん...ミドルライズのセンタープレスデニム

先ほどのルーズデニムは上半身が華奢な方やくびれがある方におすすめのアイテム。いっぽう上半身・下半身どちらも肉感が気になる方はセンタープレスデニムのほうがスタイルアップします。

センタープレスデニムとルーズデニムはどちらも下半身を全体的にカバーアップしてくれますが、カバーの仕方に違いがあります。ルーズデニムはボリュームを出して覆い隠す、対するセンタープレスデニムは過度にボリュームを出さずにスッキリと見せるのがポイントです。

上半身も肉感的な場合は、ボトムスに過度なボリュームをつくるルーズデニムをはくと全身がより大きく見えてしまいます。そのため、気になるお尻や太もものハリ感を目立たせないような立体的なフォルムのデニムでカバーをしましょう。そこでもっとも役立つのがパンツの中央に折り目のついたセンタープレスデニムなのです。

センタープレスデニムはパンツの中心に折り目があるのでデニムの側面に影が出て、全体で見たときに下半身にシャープな印象を与えやすいです。さら色はブラックやインディゴなど深みのあるカラーを選ぶことで下半身のボリュームをさりげなく引き締めて。

くびれナシさん...ハイライズのフレアデニム

最後にご紹介するのは、女性らしいカーヴィなボディラインを出したいときにおすすめのデニム、ハイライズのフレアデニムです。太ってはいないものの、くびれがなくてデニムコーデが子どもっぽくなる方はとく相性が良いでしょう。

ハイライズは、はき口がちょうどくびれ辺りに位置するので自然とウエストをキュッと引き締める効果があります。昨今のトレンドは股上が浅いローライズデニムですが、ここでは流行に左右されすぎず、ご自身の体型バランスにもっともマッチしたデニムを選ぶようにしましょう。

さらに、膝から裾にかけて緩やかに広がるフレアシルエットのデニムは脚のラインに女性らしさを生み出します。デニムコーデをフェミニンに仕立てたい時はフレアデニムが一番役立つアイテムですね。

また、膝下から布幅が広がるので、太ももが太い方・ふくらはぎが太い方の体型カバーにも役立ちます。デニムのカラーは着こなしに合わせて選んでOKですが、個人的には軽やかな印象を与えるサックスブルーなどがおすすめです。

股上の深さとシルエットを重視して選ぶ!

私たちが目指したいのは、体型隠しをしているとは思えないくらい自然にスタイルカバーをしたおしゃれな着こなし。そのために必要なポイントはいくつかありますが、とくにパンツの場合は股上の深さとシルエットを重視して選ぶと失敗が少なくなるのでおすすめです。

ウエストの細さを強調し、下半身のボリュームを抑えたいなら股上が浅いものを。脚全体をシャープに見せたいなら立体的なシルエットのデニムを選びましょう。脚長効果を出すならハイライズなど、カラダのパーツを補填してくれる要素を持つアイテムを上手に見極めていきましょう。

イラスト、文・角佑宇子

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