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アジア人が狂喜乱舞!!と思ったら…→アメリカの現実は残酷だった【アメリカは毎日サバイバル(28)】

  • 2023.6.9
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<アジア人が狂喜乱舞!!と思ったら…→アメリカの現実は残酷だった>アメリカは毎日サバイバル[#28]

お話にも何度も登場している彼氏とは、ロサンゼルス(私)とシカゴ(彼)で遠距離恋愛をしていました。
そんな遠距離恋愛中のある日、彼から興奮した様子の電話が。

開口一番、「家の真裏にHマートができる!」と言うのです。

Hマートとは韓国系のスーパーマーケットで、韓国のインスタントヌードルやお菓子はもちろん、アジア系の食材まで揃うアジア人留学生としては天国のような場所なのです。
価格も日系のスーパーよりも安いところが多く、私も頻繁に利用した大好きなスーパーです。

そんなところが家の真裏にできるなんて、そりゃもう天まで登るような気持ちでテンションが上がります。
私も喜び、ワクワクしながらオープンを待ちました。

シカゴに遊びに行った時に家の裏を見ると白い壁に囲まれた工事現場になっており、そこには”Hマート4月オープン”と書かれたポスターが!

本当にできるんだねぇと改めて二人で喜んだのを覚えています。

しかし待てど暮らせど完成する気配はなく、彼に「最近Hマートどう?」と聞いても全く進捗がないと言うのです。
終いには話題に上がることも少なくなっていったのでした。

予告されていた4月は過ぎ、5月になったある日、彼がポスターが更新されていると言うのです!
なんでも新しいポスターには7月オープンと書かれているのだとか。

ほんのわずかな期待を胸に2ヶ月過ごし、オープン当日がやってきましたが、オープンどころか建設すらされないHマート。
その後はHマートはあてにせず諦めて過ごしているうちに、遂に彼が引っ越す日が…。

Hマートに期待させられ踊らされた約半年。
Hマートは1ミリも完成することなく、彼はシカゴの地を後にしたのでした。

後日Googleマップを見るとHマートは引っ越して半年後にオープンしていた模様…。
どんな理由があったにせよ日本ではありえないお話で、アメリカの大ざっぱでマイペースな国民を改めて感じた出来事でした。

次回は、アメリカの夜行バスで目撃したとんでもない行為をご紹介します。

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