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“あなたの夫、不倫してますよ”と妻に嫌がらせ…28歳不倫女性が衝動に駆られて出た「愚かな暴挙」【前編】

  • 2023.6.8

不倫にハマる女性は、完全に冷静さを失っていることがあります。周りの声には一切耳を傾けず、どんどん不倫相手との関係に溺れていきますが、後から急に目が覚めることがあるのだとか。今回は3年間の不倫関係を経て略奪婚したものの、今になって自らの選択を後悔しているというアヤカさんのエピソードを紹介します。

7歳年上のイケメン経営者に一目惚れ

「和也と出会ったのは、私が28歳の時。女友達と飲みに行った丸の内のバーで、男性二人組から声をかけられたんです。そのうちの一人が和也でした。

初めて会った瞬間、すごくカッコいい大人の男性だな…と、彼の顔をまじまじと見つめてしまいました。年齢は7歳上。最初に聞いた時はかなり上だなと思ったけれど、今まで付き合ってきた同世代の男性と比べるとやっぱり大人なところが素敵だと思ったんです」

アヤカさんは、この日をきっかけに和也さんと連絡を取り始め、何度目かのデートで付き合うことになりました。

和也さんは、ベンチャー企業の経営者。デートで連れて行ってくれるレストランやホテルも、アヤカさんが自力ではとても行けないようなラグジュアリーな場所ばかりです。それがアヤカさんをますます夢中にさせていきました。

「付き合った記念に、ずっと前から憧れていたジュエリーを買ってもらいました。インスタグラマーなどがよくつけているのを見てうらやましかったけれど、あまりに高額すぎて自分には絶対手に入れらないものだと思っていたので、和也がポンっと買ってくれた時、涙が出るくらい嬉しかったです」

アヤカさんの知らない世界を次々と見せてくれる和也さん。毎日が夢のようでした。ところが3か月ほど付き合った頃、アヤカさんは友人から信じられない真実を告げられたのです。

彼が隠していたショッキングな秘密

「なんと和也が、既婚者だという情報を伝えられました。教えてくれたのは、初めて和也に会った日に一緒に丸の内のバーに行った女友達。彼女が、和也の連れの男性から聞いて知ったそうです。

独身だと思い込んでいたので本当にショックでしたが、すぐに和也を問い詰めました。すると…」

和也さんは既婚であることはすぐに認めたものの、なんとアヤカさんと別れる気はない、と主張しました。

「彼は『妻との関係は完全に冷え切っていて、籍を抜いていないだけで離婚しているも同然だ』と言うんです。彼は前から別れたがっているのに、妻がどうしても離婚に応じてくれないらしくて…。

和也からは『時間はもう少しかかるかもしれないけれど必ず別れるから、自分を信じて待っていてほしい』と懇願されました」

アヤカさんは、和也さんを信じることにしました。

そもそも二人が付き合う前から夫婦関係はうまくいっておらず、離婚を考えていたと聞いて、最初は抱いていた不倫に対する罪悪感もいつのまにかなくなっていたそうです。

意地を張って別れようとしない妻が憎たらしくなり、自分たちはむしろ被害者だと考えるようになったのです。

離婚を待ち続けた3年間

「それから私は、辛抱強く待ち続けました。当時は20代後半で周囲が結婚ラッシュだったこともあり、友達の結婚報告を聞くたびに、本当にこれでいいのか自問自答しましたが、和也の『必ず離婚する』という言葉を信じてなんとか踏みとどまりました」

和也さんへの想いが募れば募るほど、妻に対する嫉妬心は膨れ上がるばかり。アヤカさんは妻のInstagramを突き止め、裏アカウントで監視し続けました。

「和也の奥さんは、経営者妻としての名に不自由ない暮らしをインスタでアピールしていたんです。それを見ると、『離婚さえしてくれれば、全てが私のものになるのに…』という嫉妬心を抑えることができませんでした。

奥さんは和也と同い年で、私の方が7歳も若いです。奥さんもきれいですが、正直私の方が女としては勝っていると思いました。実は、裏アカから奥さんにDMしたこともあるんです…」

アヤカさんは和也さんに秘密で、妻宛に「あなたの夫、浮気してますよ」と匿名のメッセージを送ったこともあるそうです。不倫が妻にバレれば、その矛先が不倫相手であるアヤカさんに向けられる可能性も十分あるのに、なんとも大胆不敵。しかしそれほど彼女は、別れてほしくて必死でした。

不倫に溺れる女性の中には、悲劇のヒロイン化してしまう人が多いです。自らの罪を完全に棚に上げ、妻を悪者だと本気で信じてしまうのが恐ろしいところ。やはり不倫は、正常な感覚を失わせてしまうことがあるようです。

©Junichi Kusaka/Gettyimages
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©Mindful Media/Gettyimages

文・取材 小泉幸

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