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「もう別れよ!」とすぐキレる…彼が疲弊し冷める「恋愛クラッシャー女性の特徴」

  • 2023.6.8
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思い通りに物事が運ばないと、「なんでよ!」とすぐにキレたり「もう別れよ」と勢いで口にしてしまう人はいませんか。そのキレ癖は時に恋愛関係を破壊し、あなたを幸せから遠ざけます。そんな「恋愛クラッシャー女性」の心の仕組みと、改善方法を紹介します。

急にキレたり相手を試したり…恋愛クラッシャー女性あるあると改善方法

【おおしまりえの恋愛道場】vol. 226

恋愛が自分の思い通りにいかないと、とにかくキレたり泣いたりして、最悪の場合「もう別れよ!」なんて、勢いで行動してしまう女性がいます。
恋愛相談を受けていると、そういった“破壊グセ”を持つ女性は年齢問わずいます。この「恋愛クラッシャー」達は、実は感情の出し方や伝え方に癖を持ったまま大人になっている人が多く、こうしたトラブルを起こしやすいのです。

今回はいい恋愛を続けたいなら絶対やらない方がいい、キレグセ、破壊グセなどの根底にある心理を解説します。

恋愛クラッシャー女性の実例

「ダメそうならいっそ壊してしまえ」

こんな思考を無意識に持つのが、恋愛クラッシャー女性の特徴ですが、最初にどういった行為が該当するのが、過去に聞いた実例を2つ紹介します。

結婚に焦って「もう別れよ」と宣言

最初に紹介するA子(29歳)は、2年付き合った彼氏との結婚をまだかまだかと夢見ていました。
30歳までに結婚したいと思っていたA子は、積極的に彼にも結婚の話を持ち出していたそうです。しかし彼は半年前に転職したばかり。仕事もまだ落ち着かず、将来の話し合いもいつもうわの空状態だったといいます。
そして迎えた30歳のA子の誕生日。彼女はプロポーズすらない彼の態度にブチギレ、勢いで「もう別れよ」と数日後にLINEしてしまったそうです。

彼は大慌て…かと思いきや、「そうだね、別れよ」とあっさり承諾。驚いた彼女は「そういうつもりじゃなかった」と弁解したそうですが、すっかり冷めた彼の気持ちは戻らず、2人は破局してしまったようです。

LINEの返事が途切れるたびにキレる彼女

これは男性からの報告です。彼にはB子(27歳)のかわいい彼女がいるのですが、可愛い一方、悩みもあるといいます。それはLINEが途切れたり、口約束を忘れたりすると、B子がすぐにキレてしまうと言います。
「いまどこ?」「なんで返事ないの?」「どういうつもり?」「ありえん」「うざっ」「死ね」
と、彼側が既読スルーしようものなら、連続でバンバン入る攻撃的なLINE。うんざりして未読スルーに切り替えると、次は何度も電話が入るそうです。

「もともと素直で可愛いなと思って付き合ったけど、頻繁にこういうトラブルが起きるのでそろそろ疲れてきた」と彼は話します。

2名の恋愛クラッシャー女性の事例を紹介しました。「別れる」「死ね」「もう終わり」など、彼女達は本心では望んでいない発言を、感情の高まりに任せて発するのが特徴です。
その結果、彼の心がシューっと冷めてしまい、関係が壊れてしまうというわけです。

「ダメそうなら壊しちゃう」その行動の裏にある心

恋愛クラッシャー女性の行動の裏にあるのは、「ダメそうならことんダメになれ」という、破壊的思考です。

・理想通りいかなら、興味を失ったフリをする
・思い通りいかないとキレたり泣いたりする
・願いが叶わないと「もういらない」と言う

こんな行動を取っていたら、それは心の奥に破壊的思考がある証拠です。

破壊的思考の元は、子どもの頃にあると言われています。小さい子どもは、思い通りいかないと泣いたりキレたりして、癇癪を起こしますよね。でも、その癇癪行動は誰かに受けとめてもらったり、叱られたりする経験を経て、「これじゃあ意味がない」と学ぶことで収まっていきます。

しかし、そうした学びが得られないまま大人になると、20代30代になっても、人はいつまでも癇癪を起こすと言われています。
学びが得られない例で言えば、「小さい頃キレると周りが言うことを聞いてくれた」とか、「癇癪を起こしても親も先生も受け止めてくれなかった」といった経験があると、なかなか気持ちがアップデートされず、いつまでもキレ癖を持ったまま成長してしまいます。

皆さんの過去の経験は、どうだったでしょうか?

クラッシュ癖を自分で直す方法

過去の経験から来ている恋愛クラッシャー女性の癖ですが、今から直していくには、いくつか方法があります。ここでは3つ紹介します。

1. 自分の感情の変化に気づく

キレてしまう時、本人は意外と「自分がすごく傷ついている」「とても悲しい」「ものすごく不安」といった、感情に飲まれていることに気づいていません。ただ、わーっと湧く怒りを、反射的に相手にぶつけてしまっているだけなのです。

キレてしまうなら、怒りの下にはものすごい負の感情がある証拠。まずはその存在に気づくことから始めましょう。

2. 感情を小出しにする

キレ癖を持つ女性は、そもそも自分の感情を相手に伝えるのが苦手な傾向があります。苦手だから自分の中に溜めしまい、そして溜めきれなくなったときに爆発してキレてしまうというわけです。

こうした癖を直すには、まず自分の感情をマメに外に出す必要があります。
1つは、余裕がある段階で相手に伝えることです。伝えるのが怖いなら、まず1人でノートなどに感情を書くだけでもOK。とにかく体の外に出していくことが重要です。

マメに負の感情を出せれば、溜めきれなくなることも減り、また感情の扱いもだんだんと上手になっていきます。

3. パートナーに協力してもらう

「自分はこういう時キレてしまう」という傾向がもしわかっていれば、パートナーに事前に協力を頼むのも1つです。

例えば、「私は不安や寂しくなったりすると、すぐLINE送りまくっちゃうんだけど、あれは本心じゃないし、直したいと思っているから、気づいたら言ってほしい」といった感じで、キレ癖の暴走を止めてもらうのです。もちろんこれは、前提として「自分で直そうとしている」状態があって成立する協力です。
彼にも助けてもらうことで、スムーズに良くない癖からも脱却できるかもしれません。

恋愛をしていれば、思い通りにいかないことや、負の感情に飲まれるようなことは誰だってあります。つまりキレ癖がある限り、どんないい人と恋愛していても、関係を自分の手で壊してしまう可能性が高いと言えます。
今日ご紹介した話を参考に、ぜひ彼との関係は壊さず育むよう切り替えていきましょう。

おおしま りえ/恋愛ジャーナリスト

10代より水商売やプロ雀士などに身を投じ、のべ1万人の男性を接客。本音を見抜く観察眼と、男女のコミュニケーション術を研究し、恋愛ジャーナリストとして活動を開始。私生活では20代で結婚離婚を経験した後、現在「女性自身」「週刊SPA!」など大手メディアを中心にコラムを執筆中。

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文・おおしまりえ

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