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「お願いされてるだけ〜」ありえない!やさしさを裏切り、嘘をつく最低ママ友<お金をせびるママ友>

  • 2023.6.9

石井かなこさん(28歳)は、生後9カ月の娘・えなちゃんの母親。育休中に通うことにした近所のリトミック教室で、生後9カ月の女の子の母親・谷川さゆりさんと出会い、子どもの名前や誕生日が同じなど、共通点が多いことがわかって意気投合。ふたりはレッスンのあと、ランチに行くような間柄になりました。ある日さゆりさんから、「義母にいびられ、子どもを義実家の養子にしろと迫られている。夫はモラハラで、自由に使えるお金がほとんどない」という衝撃の告白がありました。そんなさゆりさんの状況に、かなこさんは、さゆりさんをできる限り支えようと心に決めます。外食のお金を節約するため、ランチするときはかなこさんの家にさゆりさんを招き、料理を振る舞うことに。さゆりさんは、毎週のようにレッスン終わりにかなこさんの家に訪れていました。

ある日、かなこさんの家で食事を楽しんでいたさゆりさんから、「義母が家に来ていることもあり、お米が足りないのに買えない。1,000円貸してほしい」とお願いがありました。そしてその1カ月後、今度は「生命保険の保険料が払えなくて解約になってしまうから、1万円貸してほしい」と言われます。

心の中で「本当はお金の貸し借りはしたくない」と思うかなこさん。しかし、義母にいびられ続けている状況や、夫から「やりくりできないお前が悪い」と突き放されていると話すさゆりさんを前に、「友だち同士、親同士、助け合わなくちゃ」という気持ちで、さゆりさんにお金を貸しました。

さゆりさんの気持ちが少しでも休まることを願うと同時に、「でも、なんだろう……この漠然とした違和感……」と、かなこさんはさゆりさんに対して、言葉にできないような違和感を覚えて……。

モラハラ夫のはずじゃ…!?

かなこさんがさゆりさんに1万円を貸した日の夜、「この漠然とした違和感はなんだろう……」と、かなこさんが考えていたころ。

さゆりさんは自宅で、ネットショッピングを楽しんでいました。

そこに、「さゆり〜。えなちゃん、ねんねしたよ」と子どもを寝かしつけた、さゆりさんの夫が登場。

「今日はリトミック? どうだった?」

やさしそうな笑顔で、さゆりさんに問いかける夫。

かなこさんの話題になると、「今日もお家にお邪魔したの? いい人だよね」と夫が言いました。

「え〜? 別に行きたくて行ってるわけじゃないよ。お願いされてんの!」

お金がないと話すさゆりさんのため、かなこさんが家で食事を振る舞っていたにもかかわらず、「お願いされて、家に行っている」と話すさゆりさん。

そして、「義母にいびられて、養子に出すよう迫られている」と話していた自身の境遇を、かなこさんに起こっている出来事かのように、夫に話しました。

「私といるとつらいことを忘れられるから、ぜひ遊びに来てくれって言われてるの!」

「えぇ!? なんだその話! ひどい人がいるもんだな〜」

怒りをあらわにする夫に、「だよね〜」と、さゆりさんはのんきな返事をするのでした。

かなこさんに偽りの身の上話をし、毎週のように食事を振る舞ってもらい、お金まで借りていたさゆりさん。さらに、夫に嘘をつき、「かなこさんに頼まれて家に行っているだけ」と話しました。嘘の理由で金銭の援助を求めた上に、「友だちを支えたい」という、かなこさんの純粋な気持ちを踏みにじるような行為は、決して許されるものではないですよね。

かなこさんが抱いていた“違和感”は、どうやら当たってしまったよう……。皆さんはかなこさんのように、“言葉にできない違和感”が的中したことはありますか?


著者:マンガ家・イラストレーター もち

ベビーカレンダー編集部

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