幸せなはずなのに満たされない…既婚者でも「好きな人」できてもいい？

夫がいて娘がいて、パート先での人間関係も良好。そんな主人公・かなにはモヤモヤとした満たされない気持ちがありました。義母に文句を言われながらも手伝い、病弱な夫を支え、家事をこなす日々…。時々、この選択で良かったのかと考えては「これが最善だ」と自分を納得させていたのです。そんなかなの前に現れたのは同い年のイケメン店長。かなは店長に頼られ、感謝されることに喜びを感じるようになりますが…。『夫の公認なら不倫してもいいですか？』ダイジェスト版でどうぞごらんください。

家事とパートで忙しい毎日

夫と娘の2人家族の主人公・かな。毎日忙しく家事やパートに追われ、頼まれれば隣の市に住む義母の用事もこなす日々。大きな不満があるわけではないし、この働き方が最善だとは思っているよう。でも、毎日がただ過ぎていくだけで大きな達成感もなければ、喜びもないことに、少しモヤモヤしているのがわかりますね。

誰しもさまざまな悩みを抱えているものだとは思いますが、かなの場合は「幸せなはずなのに満たされない気持ち」が悩みの種なのかもしれません。

みんなの言葉に「自分は幸せ」と納得することにした

結婚前は夫と同じ会社で忙しく働いていた、かな。しかし、結婚を機に夫からお願いされたことで仕事を辞めることに。友達や両親には羨ましい、良かったねと言われるものの、かな本人は納得しきれていないようにも見えますね。

そんなかなが今ささやかに感じる幸せは、パート先で頼られ、前職を生かせること。店長や同僚に褒められ、喜んでもらえるのはうれしいことですし、自分が必要とされていると実感できますね。自分にしかできないことを見つけられたことは自信にもなったのでしょう。

今なら「既婚者の満たされない思い」が理解できる

自分も家族を持ち、年齢を重ねたことで、なぜ世のおばさまたちが「家庭以外にときめきを求めるのか」理解できるようになったという、かな。家族や夫、仕事や日々の生活では満たされない、心を埋めてくれる存在なのだと気付いたようです。

かなやパートの同僚にとってのときめきは、かなと同い年のイケメン店長。あくまでもときめきの対象であれば何の問題もないはず。家庭でも少し笑顔が増えたようにも見えます。

しかし、夫とのやりとりには相変わらずモヤモヤが。夫の仕事を支えたい一方、自分のがんばりも認められたい気持ちがあるのかもしれません。そんな心のすき間を埋めてくれる「店長」。かなの思いは家庭と「好きな人」の間で人知れず揺れているのかもしれません。

既婚でも、家庭の外に「好きな人」。あなたはいてもいいと思いますか？

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著者：こびと