娘のためにできることをしよう。そう決めたけれど、ハードルは高い…｜99％離婚　モラハラ夫は変わるのか

2023.6.5

夫のモラハラ、精神的DVにビクビクしながら生活していた専業主婦の彩。娘のために別居や離婚を考え、情報収集を始めます。しかし、調べれば調べるほどそれはハードルが高く感じられました。ある日、娘が険悪なムードにならないよう気を使って明るく振る舞う様子を見た彩。幼少期の自分と重なるものを感じ、負の連鎖をここで終わらせなければと感じ、関係があまりよくない実母に相談をするのですが…。この記事では、原作・中川瑛さん、漫画・龍たまこさんよる漫画作品『99％離婚モラハラ夫は変わるのか』電子書籍をご紹介する、試し読み企画をお送りします。※本記事は『99％離婚モラハラ夫は変わるのか』から一部抜粋・編集しました。

場の空気が悪くなると明るく振る舞い父の機嫌を取ろうと頑張る娘の姿は切ないですね。なんとか状況を打開しようと、関係があまりよくない母に別居の相談をしてみた彩ですが、冷たい言葉をかけられ、取り乱してしまいました。

親子と言えどもそれぞれに立場が違い、言葉にしなければわからないことはあります。母親に対して訴えた言葉がうまく伝わっていればよいのですが。最後のコマでは母親からの謝罪がありました。このまま関係性が悪化せず、助けてくれる存在になってくれることを願わずにはいられません。

子どもの心にも影響を与える「DV」

彩の娘は彩が夫にビクビクする様子を見て場を明るくしようと頑張っていました。本来ならば何も心配することなく両親に甘えて良い年ごろの子どもが、夫婦の関係性を心配するのはつらいことです。

モラハラやDVは、夫婦間だけにとどまらず子どもにも影響を及ぼすことがわかります。モラハラやDVをしないのはもちろんのこと、もしこうした被害に遭ったときには真っ先に逃げることを検討するのが大切ですね。子どもが幸せに暮らすには「両親がそろっている」ということだけがベストではないことがあります。