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エリート夫の自己中行動は「DV」気づいた主婦がモラ逃げを計画する話

  • 2023.6.5

商社勤目でエリートの夫と専業主婦の彩。他人に厳しく、家事は妻がやって当たり前と言う夫にビクビクしながら日々を過ごしていた彩は次第に夫のどこに惹かれて結婚を決めたのかわからなくなっていました。子育ては彩に任せっきり、それなのに家事が疎かになると罵る言葉…。さらには夜の誘いを断ると暴言を吐くなど、彩はどんどん追い詰められていきます。ある日、彩は自分がされていることがDVなのでは?と気づき、娘のためにもこの状況を脱することを決めます。原作・中川瑛さん、漫画・龍たまこさんよる漫画作品『99%離婚 モラハラ夫は変わるのか』をダイジェスト版でご紹介します。

モラハラ気質の夫に怯える日々

ある夜、主人公の彩の夫が仕事を終えて帰宅すると、家の中は暗く、妻・彩と娘はいなくなっていました。なぜ2人がいないのか全く理解できない様子の夫。物語はこの状況から過去にさかのぼっていきます。

会社同士の交流会の場で出会った夫と彩は結婚。その後、彩は夫のモラハラ気質に悩まされることになります。ささいなことで不機嫌になる夫のために、細かいところまで気を遣わざるを得ない様子が漫画から伝わります。

妊娠し、専業主婦になった彩に対し、見下すような発言を繰り返します。また、家事が疎かになると不機嫌になるなど精神的に追い詰めるような行為も。

さらに、夜の誘いを断ると血相を変えて怒り出すなど、次第にそのモラハラ気質はひどくなる一方。当初、わがままで自己中心的な態度は「エリートの自信からくるのか?」と思っていた彩ですが、ここまでの行動をする夫は明らかにモラハラ夫です。

私がされてることってDVなの?ようやく気付けた夫の異常さ

彩はなんとか夫との関係性を持ち直そうと考え、夫への気遣いや自分磨きをしたものの、夫が態度を変えることはありませんでした。

さらに高熱を出した彩に対しても冷たい言葉を浴びせます。家事を頼んだだけで「何甘えてんの?」と言い放ったのです。その言葉でどうにか保っていた気持ちが崩れてしまった彩。夫との関係改善を考えることができなくなりました。

そして、偶然に見たネットの情報で、夫の行動はDVだと気付きます。過去、DVに苦しんだ実母のようにはなるまいと思っていたのに、自分も同じ道を歩んでいたのです。悲しいことですが、自分の状況に気づくのが改善への大きな一歩なのかもしれません。

「娘のためにできることをする」と心に決めた

娘の寝顔を見て、この子を守らなきゃいけないと気持ちを新たにした彩。しかし、専業主婦の彩にとって離婚は金銭的にもハードルが高く、現実的に厳しいように思えました。さまざまな支援制度があるとはいえ、周囲のサポートがない状態では先行きも不安ですね。

彩は実母に別居の相談をしてみることに。しかし、実母に「だから男なんて信じるもんじゃない」と言われ、彩はずっと抱えていた実母への思いを吐き出してしまいます。本当は甘えたかったこと、安心して笑って暮らしたかったこと。自分が今、実母と同じようにDVされる側になったことで、積もり積もった思いが言葉になったのかもしれません。

DVする側は自分は悪くないと正当化する一方で、DVされた側は自分が悪いと思いがちです。しかし、そもそもどんな理由があっても身体的、精神的、性的なDVは許されるものではありません。自分だけで解決しようとせず、第三者や専門機関を頼りながら、自分や子どもが幸せになる道を模索したいところですね。

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出版社:KADOKAWA 原作:中川瑛 漫画:龍たまこ

モラハラ夫とは別れるしかない?変わりたいともがく、一組の夫婦の物語。私は夫にモラハラされている。そう自覚した妻・彩は、不幸の連鎖を断ち切るため、娘を連れて家を出た。夫・翔は激高するが、モラハラ加害者のコミュニティに入り、変わっていく。2人は離婚を踏みとどまれるのか!?

原作:中川瑛
漫画:瀧たまこ
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著者:こびと

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