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「ですが…お願いします!」修学旅行参加をめぐり先生が母に電話。結果は!?<私はヤングケアラー>

  • 2023.6.5
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寄せられたママたちの体験談やご自身の体験談をマンガ化しているまめねこさん。今回はヤングケアラー体験者の方のお話です。最近話題の「ヤングケアラー」。子どもが親の介護をすることが話題になりがちですが、体験者さんは小さなころから弟の面倒をみることをお母さんから言い付けられてきました……。

普通のことだと思っていたけれど…

母子家庭だった体験者さんは、弟の面倒を自分が見ることは普通だと思っていました。むしろ、お母さんの役に立つのが嬉しくて張り切っていたと言います。

しかし、小学校高学年になると、次第に自分だけにある制限に苦痛を感じ始めましたー。

忘れられないのは、楽しみにしていた小学6年生のときの修学旅行を、お母さんが行かせてくれなかったこと。理由は弟の面倒をみるためでした……。

修学旅行に行けるよう、担任の先生がお母さんに電話でかけあってくれたものの、お母さんが受け入れることはありませんでした。

「ごめんね…。力になれなくて本当にごめんね……。」

泣きながら謝る先生。

その姿を見て、お母さんの対応が普通ではないことに子どもながらに感じ、体験者さんの心に深く刻まれたのでしょう。大人になった今でも思い出すと苦しくなってしまうそうです……。

◇ ◇ ◇

子どもが家事や家族のお世話をすることは、当たり前と感じる方もいるかもしれません。しかし、子どもが本来過ごせるはずの勉強する時間、友だちと過ごす時間と引き換えにおこない、学校生活に影響がでる場合は、すこし注意が必要だと厚生労働省は呼びかけています。子どもが子どもでいられる社会になるよう、気が付いたら手を差し伸べられるよう、大人の一人ひとりが意識することが大切なのかもしれません。


著者:マンガ家・イラストレーター まめねこ

ベビーカレンダー編集部

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