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不倫相手の妻が妊娠… 憧れの先輩を退職に追い込んだ「社内不倫の末路」【後編】

  • 2023.6.4

友香さん(仮名・28歳)は、憧れの先輩である和也さん(仮名)と交際してはいなかったものの、お互いに両想いであると感じていました。しかし先輩には長く交際している彼女がいて、関係が進展することはなかったそう。しかし、先輩が結婚したことで嫉妬心が募り、彼への思いが爆発。自分から告白をして、不倫関係になってしまいました。その後、いったいどんな結末を迎えたのでしょうか…。

自分のものにしたいという思いが募り

「先輩と結ばれてから、社内不倫の関係になりましたが、最初のうちはすごく満足していました。先輩と思いが通じ合ったこともそうですが、職場の人に隠れて付き合っているというドキドキ感もあって。
ただ、どうやっても先輩とは不倫以上の関係にはなれません。時間が経つほどに、現実を突きつけられる感覚がありました。仕方がないことはわかっていましたが、ますます先輩を自分のものにしたいという思いが強くなっていったんです」

妻の妊娠を告げられて…

「不倫が始まって1年ほど経った頃です。私も20代後半に差しかかり、周りでもチラホラ結婚をし始める友人が出てくるようになりました。先輩とデートをしているとき、何気なく“先輩と結婚できたらいいのに”と言ったんです。そうしたら、急に深刻な顔になり、“ごめん、それはできない”と言われました。
そして、“子どもができたんだ”と、彼の妻が妊娠したことを告げられて。そこで私が“よかったね”と言えたら良かったんですが…。思わず号泣してしまい、“私と関係をもった責任を取ってください!”と言ってしまったんです」

不倫相手の決断

「私の言葉を真に受けた先輩は、“少し待ってほしい”と。そう言われて、もしかして妻とは別れ、私を選んでくれるのでは…なんていう甘い考えを抱いてしまいました。
その2週間後、二人で会ったときに“責任をとって会社を辞める”と言われて。私にとっては予想外の回答です。私は先輩との関係を続けていきたいと思っていたので、“そこまでしなくても”と思い止まるように言いましたが、すでに先輩の意志は固くて。
会社は社内不倫などに関して厳しく、発覚すれば、どちらかが転勤や異動などの処罰がくだされます。そうなることも見越しての、決断のようでした。そして、“実はすべて妻にも話してある”と言われたんです」

それぞれの結末

「先輩はその場で電話をかけ、彼の妻も交えて話し合いをすることに。話をしながら、先輩とはこれで終わりなんだ…と絶望感に襲われていました。
間もなく、先輩は会社を退職。聞いた話では地方に移住し、子どもと妻の家族3人で再スタートしたようです。私も喪失感から働く気力が失せてしまい、結果的に退職することに。体調不良が続いて無職の期間がありましたが、最近やっと社会復帰を果たせました。好きという気持ちだけで不倫に走ってしまいましたが、まさか自分がどん底に落ちるなんて思ってもいなかったので、今はすごく後悔しています」

“憧れの先輩と不倫に堕ちた女性の告白”をご紹介しました。
たとえ両想いだったとしても、既婚者と関係を持てば不倫に他なりません。当事者はもちろん、その家族の人生までも狂わせてしまうことを忘れてはならないでしょう。

©SDI Productions/SunnyVMD/gettyimages

文・塚田牧夫

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