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京都らしさたっぷり。しなやかな時間が流れる【THE HOTEL HIGASHIYAMA by Kyoto Tokyu Hotel】

  • 2023.6.5

京都岡崎の小学校跡地にオープンした【THE HOTEL HIGASHIYAMA by Kyoto Tokyu Hotel / 京都東急ホテル東山】は、光と陰と自然光とが織りなす洗練された空間のある上質なホテル。周辺には平安神宮や南禅寺、青蓮院、知恩院、八坂神社、哲学の道など、人気のスポットが点在しています。

館内で京都に触れる

ザ・ホテル東山は2022年7月に元白川小学校跡地(2004年に元粟田小学校が統合)にオープンした新しいホテル。京都駅八条口とつなぐシャトルバスが毎時1本運行するほか、地下鉄東山駅からも徒歩4分。岡崎や祇園を巡るにはおすすめの立地です。

京都らしさたっぷり。しなやかな時間が流れる【THE HOTEL HIGASHIYAMA by Kyoto Tokyu Hotel】

▲京都観光で人気の岡崎エリアにできた新しいホテル

京都らしさたっぷり。しなやかな時間が流れる【THE HOTEL HIGASHIYAMA by Kyoto Tokyu Hotel】

▲館内は光と陰を建築や照明、アートで表現

ホテルを「陰」、京都の文化やゲストを「光」として引き立てる館内は、淡い間接照明や外光を採り入れた廊下など、明と暗とがさり気なく溶け合う空間演出。写真右にある竹で作られた卵型のアート作品は、夜になると左官仕事の天井に影のアートが映し出されます。

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▲フロント

竹をあしらったフロントの横には、布や糸による作品を生み出す手塚愛子氏制作の、西陣織の手法とグラスファイバーを組み合わせた現代アートが飾られます。よく見ると、かつてこの場所にあった白川小学校と粟田小学校の校章も織り込まれ、両校に通われていた方が懐かしく思うのだとか。

京都らしさたっぷり。しなやかな時間が流れる【THE HOTEL HIGASHIYAMA by Kyoto Tokyu Hotel】

▲スタッフが着用する凛とした制服も素敵です

ダークグレーのシャツとジャケットをキリっと着こなし、黒い上着は前を紐で結ぶ“羽織”を思わせるデザイン。和洋の要素を採り入れたスタイリッシュなユニフォームも、ホテルの見どころのひとつです。

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▲ロビーの一画にあるTea & Bar「Sarei produced by Gion Tsujiri」

お茶で有名な祇園辻利がプロデュースするTea & Bar「Sarei produced by Gion Tsujiri」は、緑豊かな中庭の景色とともに日本茶や抹茶を楽しめます。玉露や煎茶、ほうじ茶の飲みくらべが人気です。

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▲ルームナンバーを記した照明はレトロな行燈型

客室階の廊下は、壁に「京唐紙」の伝統柄をあしらい、カーペットの模様は、地区名にもなっているホテル近くの白川の流れをイメージ。白川沿いの散策も、明智光秀の首塚やフォトジェニックな白川一本橋、昭和レトロな古川町商店街、祇園の有名な「巽橋」など見どころが続きます。

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▲客室階のエレベーターホールには、東京世田谷の五島美術館が所蔵する国宝『源氏物語絵巻』を原寸大で再現します

2024年のNHK大河ドラマは源氏物語の原作者紫式部が主人公の『光る君へ』。京都に注目が集まることはもちろん、ここでしばし立ち止まり、現存する世界最古の恋愛小説を垣間見てはいかがでしょう。

京を感じる小物使いの妙

客室はスーペリア、プレミアム、エグゼクティブ、スイートルームの4タイプ168室で、ダブルやキング、ハリウッドツインなどのベッドタイプなどによって室内の広さが変わります。桐箱に入ったお茶セットや竹でできたメッセージプレート、上質なサンダルや部屋着など、京都らしい小物使いも注目です。

京都らしさたっぷり。しなやかな時間が流れる【THE HOTEL HIGASHIYAMA by Kyoto Tokyu Hotel】

▲「スーペリアハリウッドツイン」27平米

落ち着いた雰囲気の客室は、京都らしさをちりばめた備品を用意。ここにも「白川」の流れをイメージしたカーペットが敷かれます。

京都らしさたっぷり。しなやかな時間が流れる【THE HOTEL HIGASHIYAMA by Kyoto Tokyu Hotel】

▲間接照明を多用する室内は雰囲気十分

テレビは壁に埋め込まれ、服をかけるスペースも広くとって、スペースを有効活用するしつらえ。ベッドルームと水まわりは引き戸で隔てられ、プライベート感を保てます。

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▲幻想的な光と陰を投げかけるベッドサイドのランプは、ガラスの球体に凹凸がつけられ、白川のゆらぎを表します

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▲客室は洗面・バス・トイレが独立式。スタイリッシュな洗面は、ゆったり使える間取りです

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▲全室にレインシャワーを備えているのもうれしポイント。スーペリアタイプの客室は、リーズナブルなシャワーブースか洗い場付きのバスルームを選べます。

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▲客室の扉に使う掃除依頼の有無を示す札は竹製。客室のカードキーも木製です

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▲岡崎はかつて茶畑が広がっていたことから、全ての部屋に京都のお茶を美味しく淹れるセットとお菓子を用意します

ホテルオリジナルの茶箱は、竹製品を手がける「高野竹工」の職人が、桐と竹を組み合わせた手作りで、「祇園辻利」のお茶やオリジナルの茶器などがひとそろえ入り、日本茶を茶葉から淹れて楽しむ趣向です。

沸かしたお湯の温度によってお茶の味が変わるので、温度設定ができるポットを用意。備え付けの説明書通りに淹れると、普段飲んだことのないまろやかなお茶の味に驚かされます。

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▲リネン素材でできたオリジナルのルームウエアは優しい着心地。上下セパレートタイプで、舞妓さんや大文字焼き、五重塔の刺繍が施されています

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▲館内はサンダル移動が可能です

ホテルの滞在で面倒に感じるのは、部屋を出るとき靴を履かなければならないこと。静岡市のお洒落な下駄メーカー「みずどり」のサンダルが全室に用意され、館内移動はこれでOK。レストランも利用できるので、とても楽でした。

特別感たっぷりのプライベートスパ

ここでは館内のパブリックスペースを紹介します。モダンな造りのプライベートスパは特別感満点。ジムやランドリーも用意します。

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▲モダンで広々とした貸切のスパ(有料)

プライベートスパはお茶をモチーフに、Gyoku(写真)、Sen、Houの3タイプ。それぞれウェットエリアと休息を楽しめる広いドライエリアを設けます。ほのかに香るお茶の香りに包まれた空間で、唯一無二の贅沢な湯あみを楽しめます(写真のGyokuは90分¥7,000~)。

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▲無料で使えるユーティリティールーム

ジムも併設し、ランドリーやアイロンスペースが設けられ、京都やアートについての書籍を用意しています

中庭の足湯でくつろぐひと時

建物に囲まれた中庭は、ホテルのゲストはもちろん外来客も利用可能。四季折々の風景が楽しめる憩いの場になっています。秋の紅葉も美しく、青もみじの季節は鮮やかな緑に癒されます。

京都らしさたっぷり。しなやかな時間が流れる【THE HOTEL HIGASHIYAMA by Kyoto Tokyu Hotel】

▲中庭側の客室からの眺望

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▲中庭に面したガラス張りの倉庫には、粟田祭の山車「粟田大燈呂(とうろ)」が保存され、夜になるとライトアップしています

粟田大燈呂は、ホテル近くの粟田神社で毎年10月に行われる粟田祭(粟田神社大祭)で運行される山車。1830年まで続いた燈呂を、京都芸術大学の協力で2008年に復活しました。夜の中庭に映えています。

京都らしさたっぷり。しなやかな時間が流れる【THE HOTEL HIGASHIYAMA by Kyoto Tokyu Hotel】

▲水盤のまわりはぐるりと足湯になっていて、美しい木々のリフレクションを眺めながら楽しめます

光と陰に彩られた館内をはじめ、細部に感じられる京都のテイスト。京都では様々な場所をめいっぱい巡りたくなりますが、【THE HOTEL HIGASHIYAMA by Kyoto Tokyu Hotel / 京都東急ホテル東山】に泊るなら余裕をもってチェックインして、特別感いっぱいのプライベートスパや客室でのお茶体験など、ホテルステイをゆったりと楽しんでみてくださいね。<text&photo:みなみじゅん 予約・問:THE HOTEL HIGASHIYAMA by Kyoto Tokyu Hotel / 京都東急ホテル東山 https://www.tokyuhotels.co.jp/higashiyama-h/>

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