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「もういいや」妻との会話に限界を感じ、納得した形で離婚するのを諦めることに

  • 2023.6.3

ごく普通の家庭だと思っていた夫。それがある日、他人からは決して見ることができない地獄を見ることに……。夫・勇気は、妻の怪しい電話をきっかけに浮気を疑い、長期出張中に疑惑を晴らすため内緒で帰省し、男といる妻を目撃。妻は浮気を否定しますが、浮気相手との「LINE」画像と長女の「お父さんはいない」発言により離婚を決意。慰謝料や示談の話が進む中、勇気は浮気の経緯や子どもたちのことなどの真相を妻に尋ねます。妻は子どもたちに、勇気は本当の父親ではないとうそを付いていました。勇気は大きなショックを受け……。

妻が子どもたちに、勇気は本当の父親じゃないとうそを付いたことが発覚します。ムカつくなどというレベルを超えて、怒りの感情がピークに! なんとか落ち着かせて話し合いを再開しようとしますが、ふと「子どもたちは本当に俺の子だよね?」と妻に投げかける勇気。

妻のあり得ないうそに疑心暗鬼になったために、とっさに出てしまった言葉でした。でも、妻はその発言にキレだして……。

子どもたちは本当に俺の子だよね?

妻の付いたうその衝撃が大き過ぎたため、勇気の頭にとっさにあることがよぎります。

「子どもたちは、本当に俺の子だよね?」

すると、「は!? あり得ない。本気で言ってんの!? マジ最低。キモ……」と妻。

勇気も深く考えて発した言葉ではなかったものの、「私がこう思うのも、普通じゃないか?」と冷静に返答します。するとまたキレる妻。

「浮気はさっき話した通り! 働き出す前には一切やましいことなんかしてない。わが子をそんなふうに言うのは違うでしょ!?」

勇気はもう何も反論はしませんでした。これ以上、妻と会話をするのは無理だと感じ、黙って家から出て行きました。

帰る場所はありませんでしたが、とりあえず車を走らせました。

もういいや、子どもにも会えないでいい。教育費も規定額を払う……。正直納得のいかないことだらけだが、もう、いい……。

自然と涙が出ました。

海に行き車を降りて、防波堤に座ると風と波の音が聞こえてきます。

その音で、記憶が全部、吹き飛んでしまえばいいのに……。

妻から「話はどうするの?」とLINEが入ります。しかし勇気はもう、妻とは顔を合わせたくありませんでした。あのまま話を続けていると、何かのきっかけで手が出てしまうかもしれない。あんなやつを殴って、こっちが不利になるなんてことは絶対に避けたい。

勇気は、一方的に終わらせる方法を取りました。

妻が子どもたちに勇気のことを「本当の父親ではない」とうそを付いたことがあまりにもショックだったため、勇気はとっさに「子どもたちは本当に俺の子だよね?」と発してしまいました。勇気自身も深く考えての言葉ではありませんでしたが、そこまで妻を信じられなくなり、子どもとの思い出もつらいものになってしまったのかもしれません。勇気が、妻との会話に限界を感じてしまうのも、無理はないと思います。

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

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著者:マンガ家・イラストレーター ガマ太郎

ベビーカレンダー/ウーマンカレンダー編集室

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