「何甘えてんの？」38℃発熱した妻への言葉｜99％離婚　モラハラ夫は変わるのか

2023.6.2

専業主婦の彩は夫からの度重なる心ない言葉や威圧的な態度にビクビクとしながら毎日を送っていました。友達に相談すると「変えられるのは自分だけ」と言われ、自分ができることを精一杯やってみます。しかし、夫はその頑張りを認めることはありませんでした。ある日、高熱を出した彩。夫に娘のお風呂をお願いするのですが「疲れてるから。お前の仕事だ」と言われ、全てが崩れるような感覚に…。この記事では、原作・中川瑛さん、漫画・龍たまこさんよる漫画作品『99％離婚モラハラ夫は変わるのか』電子書籍をご紹介する、試し読み企画をお送りします。※本記事は『99％離婚モラハラ夫は変わるのか』から一部抜粋・編集しました。

彩が体調不良の時も、夫は体調を気遣うこともなく娘のお風呂すら協力せず。そればかりか「専業主婦だから常識がない」と心ない言葉までぶつける始末です。

夫といることで傷つき、不幸になっていることに気づいた彩。自分がされていることがモラハラであり、DVだと認めることは勇気が必要だったことでしょう。しかし、現実に気づくことは大きな一歩だったように思えます。

家族からのDV「このくらい…」と思わないで

身体的なDVとは違い、精神的なDVや性的なDVは周囲の人が気づきにくく、本人も「このくらいで」と思ってしまうことがあります。しかし、精神的なDVや性的なDVもDVです。専業主婦だから、妻だからという理由で、された側が我慢するものではありません。

DVに気づいたとしても、1人で解決に向かって動くのは難しいでしょう。そんな時は女性を支援する団体を頼ったり、友達や信頼できる家族に助けを求めてください。幸せでいられる方法を一緒に考えてくれるはずです。我慢していても、夫は何も変わりません。つらいと感じる自分の気持ちを大切に行動しましょう。