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酸っぱく香ばしい酸菜麺に、目玉焼きをのせて。&Taipei 台北の朝ごはん

  • 2023.6.2

『萍姐酸菜麵 ピンジエスワンツァイミエン』の 酸菜麺。

ワンタン入り酸菜麺(小サイズ)に目玉焼きをプラス。100元。

「酸菜(スワンツァイ)」は、中国大陸のなかでも寒さの厳しい東北地方発祥の発酵漬物だ。台湾ではピリッとした辛味のあるカラシナが使われることが多く、主に鍋や炒め物、スープなどに使われる。こちらは発酵食品や漬物作りに長けた客家人が営む麺の専門店で、自家製の酸菜を使った麺が看板メニュー。70年近く続く今は、2代目が切り盛りしている。酸菜は発酵させた後に水洗いし、刻んで炒め、香ばしさを出してから、麺の上にのせる。豚ガラスープに酸菜が溶け出し、食べ進めるうちにあっさりしながらも酸っぱく香ばしい独特のスープになる。歯ごたえのある手打ち平麺に半熟の目玉焼きを絡めたり、途中で唐辛子ソースを加えて味変させるのもおすすめ。麺は大中小サイズがある。

萍姐酸菜麵 ピンジエスワンツァイミエン

台北市萬華區漢口街二段80號 02−2370−8643 8:20〜14:00(祝6:40〜) 不定休。

※この記事は、No. 115 2023年7月号「&Taipei」に掲載されたものです。

台北在住ライター 近藤 弥生子
出典 andpremium.jp

台北在住の編集・ライター。カルチャー界隈からオードリー・タンまで、生活者目線で取材し続ける。著書に『オードリー・タンの思考 IQよりも大切なこと』(ブックマン社)、『オードリー・タン母の手記「成長戦争」自分、そして世界との和解』(KADOKAWA)がある。

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