1. トップ
  2. ファッション
  3. ルイ・ヴィトンのシリアルナンバーの読み方は?刻印場所の目安や正規品の入手先まで

ルイ・ヴィトンのシリアルナンバーの読み方は?刻印場所の目安や正規品の入手先まで

  • 2023.6.1

ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)のシリアルナンバーとは

ルイ・ヴィトンの財布を持つ人

ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)のシリアルナンバーを見れば、製造された工場や年月日がわかります。製品ごとの個別の型番とは異なるルイ・ヴィトンのシリアルナンバー。まずはルイ・ヴィトンのシリアルナンバーの意味や型番との違い、シリアルナンバーがある場所の目安を解説します。

シリアルナンバーは製造番号を指す

ルイ・ヴィトンのシリアルナンバーは、製品を管理するために付けられた製造番号のことです。1980年代頃から付与されるようになりました。製造番号は、ロットナンバーとも言われますが、ルイ・ヴィトンに関しては、シリアルナンバーという呼称が一般的。アイテムごとの個別の型番とは違い、どの工場で、いつ製造されたのかが記載されています。アルファベットが製造工場、数字が製造時期(年月)を示しています。

ただし、シリアルナンバーはない場合もあります。もともと刻印されなかったり、使っていく内に擦れて見えなくなったり、職人が打刻し忘れていることも。2021年以降はICチップが埋め込まれるようになったため、シリアルナンバーは今後は無くなっていく可能性があります。

「M」「N」で始まるものは型番

「M」や「N」の後に数字が記載されているものが型番で、アイテム固有の番号を指します。ルイ・ヴィトンでは、すべてのアイテムに型番が刻印されているわけではありません。しかし、公式オンラインショップでは商品のタイトル部分に記載されていることが多いです。ルイ・ヴィトンの欲しいアイテムがある時は、型番を知っておくと商品のリサーチが楽になります。

シリアルナンバーがある場所の目安

シリアルナンバーの場所に決まりはなく、時期やアイテムによっても場所が違います。また、書体もさまざまな種類が使われています。

<シリアルナンバーがある場所の目安>
・バッグ:内側のポケットの裏側やタグにあることが多い
・バッグ(ファスナータイプで裏地がアルカンタラ):ファスナーの近くに刻印されている
・財布やキーケースなどの小物類:収納ポケットの内側の縫い目付近
・スーツケース:インナーバンドにタグや開閉口の近く

その他、アクセサリーやキーホルダーなどの金属類にも刻印されています。

ルイ・ヴィトンのシリアルナンバーの読み方①製造国(工場)

シリアルナンバーを読み解くと、どこの国の工場でいつ生産されたのかがわかります。ルイ・ヴィトンの製品を製造する国(工場)は以下のとおりです。

<フランス>
AA、AC、AH、AN、AR、AS、BA、BJ、BU、CT、DU、ET、FL、LW、MB、MI、MS、NO、RA、RI、SA、SL、SN、SP、SR、TH、TJ、VI、VX
A1、A2、A3(例外で数字が使われた)

<イタリア>
BC、BO、CE、FO、MA、RC、RE、TD

<スペイン>
CA、GI、LB、LM、LO

<アメリカ>
FC、FH、LA、OS、SD

<スイス>
FA、D1(例外で数字が使われた)

<ドイツ>
LP

その他、スペシャルオーダーされたものは「AAS」、ルイ・ヴィトンで修理(リペアサービス)を受けた時は、「DK」が打刻されます。アルファベットは新しいものが追加される可能性があるため、今後増えるかもしれません。

ルイ・ヴィトンのシリアルナンバーの読み方②製造時期

ルイ・ヴィトンのシリアルナンバーに記載されている製造月。年代によって記載方法が変わるので、いつ製造されたものかがわかります。もしも持っているルイ・ヴィトンのアイテムの中にシリアルナンバーが記載されていた場合は、照らし合わせてみてください。

1980年〜

<1980年〜>
・数字のみのシリアルナンバー
・製造された年の下2桁と月が記載されている
・例えば、1981年7月に製造されたものは「817」

<1985年〜>
・シリアルナンバーに製造国が追加された
・1985年1月にフランスで作られた製品であれば「851SL」が記載される
・この時点では製造国が先頭にあったり、最後にあったりする

<1989年〜>
・製造国の位置が先頭に統一される

1990年〜

・シリアルナンバーの読み方が変更になり、複雑化する
・製造工場+数字(4桁ある数字のうち、1・3番目が製造月、2・4番目が製造年)
・例:SP0989=1999年の8月に製造されたもの

2017年〜

<2017年〜>
・製造月が週表記(1年は52〜54週)に変更になる
・製造工場+数字(4桁ある数字のうち、1・3番目が製造月、2・4番目が製造された週)
・例:BO2038=2008年の6月(23週)に製造されたもの

何月に製造されたかをチェックしたい時は、週表記の部分から計算する必要があります。

ルイ・ヴィトン正規品の購入はリユースショップがおすすめ

リユースショップ店内

リユースショップならシリアルナンバーが記載されているルイ・ヴィトンの正規品がお得に入手できます。また、今では手に入りにくいヴィンテージアイテムにも出会えるかも。ここではリユースショップを利用するメリットを紹介します。

シリアルナンバーがある正規品がお得に購入できる

リユースショップでは、ブランドアイテムの鑑定を行ってから販売しています。そのため、シリアルナンバーがあるルイ・ヴィトンの正規品が購入可能です。また、リユースショップは誰かが手放したアイテムを必要としている人のために販売しているお店なので、ルイ・ヴィトンのアイテムをお得に購入できます。

生産終了したヴィンテージアイテムが手に入る

リユースショップなら、今はルイ・ヴィトン正規店でも手に入らない生産完了したレアなアイテムが購入できる可能性があります。リユースショップにはさまざまな年代・種類のアイテムが入荷されます。また、新品や未使用のアイテムが販売されることも。

昔から欲しかったアイテムが正規店に行っても見つからない場合や、人と被らないアイテムが欲しい場合はリユースショップをチェックしてみてください。リユースショップを利用すると、生産終了したルイ・ヴィトンの珍しいアイテムが手に入るかもしれません。

サステナブルな行動につながる

ルイ・ヴィトンのアイテムをリユースショップで購入すると、ものの寿命が延びてサステナブルな活動につながります。年々、ファストファッションの流行で衣類の大量生産や大量消費、環境汚染が増加。製造する過程で出る汚染水や温室効果ガス、一人あたりの洋服の廃棄量は問題視されています。

その点、リユースショップなら今ある資源を今の形のまま購入できるため、環境に優しくサステナブルな活動につながります。最近では、ハイブランドそのものがサステナブルを意識していることも増えてきています。

ルイ・ヴィトンのシリアルナンバーがある製品をチェックしてみて

ルイ・ヴィトンのバッグを持つ女性達

ルイ・ヴィトンのシリアルナンバーを見ると、製造国(工場)や製造された年月日がわかります。読み方を参考にシリアルナンバーをチェックすると、いつどこで作られたのかがわかり愛着が湧くのではないでしょうか。持っているルイ・ヴィトンのアイテムにシリアルナンバーがあったら、ぜひチェックしてみてください。

元記事で読む
の記事をもっとみる