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怖そうな和菓子屋の店主の前で「ケーキがいい!」と娘。気まずさMAXの中、寡黙な店主が口を開き!?

  • 2023.5.30
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夫の都合で転勤が決まり、小さな子ども2人を連れて引っ越すことに。慣れない2人育児と、夫としか会話をしない日々で私は孤独を感じていました。気分を変えようと近所を散歩していたときに、おいしそうな和菓子屋さんを見つけて入店したら、寡黙で怖そうなオーラの店主がいて……。

何気なく入った和菓子屋

夫の転勤が決まり、2歳と生後3カ月の子どもを連れて新天地に引っ越しました。見知らぬ土地で、初めての2人育児に気分もふさぎ込みがちだった私。気分転換に子どもたちと外に出よう!と思い、近所にある商店街を散歩をすることにしました。

すると一軒の和菓子屋さんが目に入り、何気なく入店することに。店内には他に客はおらず、怖そうな雰囲気のある高齢男性の店主がひとり佇んでいました。

怖そうな店主の前で娘が失言!?

「早く商品を選んで外に出よう」と考えていると、子どもが「ケーキのほうが食べたい!」と大声で叫びました。さらに下の子も泣きだしたので、気まずい雰囲気に耐えられなくなった私は「すみません……」と店主に伝えてお店を出ようとしました。すると店主が、「お母さん大変だね」と私に言ってくれたのです。


私は意外な言葉にびっくりしつつも、「最近引っ越したばかりで、初めてこのお店に来ました」と伝えると、店主は少し照れながらおすすめの和菓子を紹介してくれたり、地域のお店が載った地図を渡してくれたりしました。

さきほどの表情とは打って変わったやさしい雰囲気の店主に、子どもたちも安心したのか機嫌が元に戻りました。店主がおすすめしてくれたみたらし団子を見て、上の子が「これ食べたい!」と言ったので、みたらし団子を購入。店主にお礼をして最後はみんな笑顔でお店を出ました。

慣れない土地での新生活でやっていけるか不安だった私は、寡黙な店主のさりげないやさしさに救われました。今後また転勤先で孤独を感じても、人との出会いを大切にしていきたいです。

イラスト/ななぎ


著者:城ゆりこ

4歳の女の子と1歳男の子のママ。転勤族になり田舎から都会暮らしへ。現在ワンオペ育児に奮闘中。

ベビーカレンダー編集部

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