1. トップ
  2. ライフスタイル
  3. 「ブランドのバッグ♡」何かがおかしい…義母からのプレゼントを自慢するママ友<お金をせびるママ友>

「ブランドのバッグ♡」何かがおかしい…義母からのプレゼントを自慢するママ友<お金をせびるママ友>

  • 2023.5.30
  • 574 views

石井かなこさん(28歳)は、生後9カ月の娘・えなちゃんの母親。育休中に通うことになった近所のリトミック教室では、1歳の男の子の母親・佐藤さとこさんと、生後9カ月の女の子の母親・谷川さゆりさんと同じクラスでした。初回のレッスンでさゆりさんとは、子どもの名前や誕生日が同じなど共通点が多いことがわかり、意気投合。その日、さゆりさんにランチに誘われ、かなこさんは楽しい時間を過ごしました。そして、2回目のレッスンのあとも、さゆりさんとランチに行くことに。しかし、ランチを楽しんだ帰り際、さゆりさんから、「私、義母からいびられてるの。この子を義実家の養子にしろって迫られてて。夫の実家は大地主で、娘は跡取りだから仕方ないって……」という衝撃の告白が。「信じられない! いつの時代の話!?」と驚くかなこさんに、さゆりさんは「この子のために最後まで戦うの。私の宝物……」と言い、子どもを抱きしめながら涙を流しました。

さゆりさんの切実な思いを受け、「私にできることはなんでも言って! 力になるから」とかなこさんが申し出ると、「ありがとう。じゃあさっそくだけど、ここのお会計……いいかな?」そう言ってカフェの伝票を差し出すさゆりさん。

思いもよらない言葉にかなこさんは戸惑いますが、了承し、「お金はいらないから、これからは家でランチしよう!」と大変な状況のさゆりさんを気遣いました。

その日の夜、「ごはんめっちゃ楽しみ〜♡ かなちゃんちお酒ある? 飲みたーい♡」と、さゆりさんからメッセージが……。

少々驚いたかなこさんですが、「もしかしたら旦那さんやお姑さんに飲ませてもらえないのかも。家でつらい思いしているんだもんね……。私のうちでくらい楽しく過ごしてほしい……」と、さゆりさんの家庭事情に思いが及ぶかなこさん。

「いろいろお酒買ってみよう。さゆりちゃん喜ぶといいな」と、かなこさんは意気込んで、来週のランチを心待ちにしていましたが……。

心配していたのに…「なんかおかしくない?」

さゆりさんを家に招くため、準備万端でリトミックの日を迎えたかなこさん。教室に入ると、さゆりさんとさとこさんが何やら盛り上がっていました。

「すっごーーーーい! うらやまし〜! 信じられな〜い!」

歓声をあげるさとこさん。

「なんの話をしてるんですか?」

かなこさんが声をかけると、「見て♡ このバッグ♡ 義母が家に来てるって言ったでしょ? お土産だって買ってきたの♡」と、さゆりさんはハイテンションでブランドもののバッグを見せびらかしてきました。

「え……すごいね……」

ぎこちない反応のかなこさん。「義母にいびられてるの……。娘のこと奪われるかも……」そう涙していたさゆりさんを思い浮かべていました。

「一体なんだったの……?」

「うちの姑って会社何個も経営しててさ〜。しょっちゅうプレゼントくれるんだよね〜」

自慢げに話すさゆりさん。

「えっ、大地主なんじゃないの? なんか……おかしくない?」

さゆりさんの家庭事情をとても心配していたかなこさん。先週、カフェで聞いた話とつじつまが合わず、不信感を抱いてしまうのでした。

「義母にいびられている」と泣いていたとは思えないほど、楽しそうに義母からのプレゼントを自慢していたさゆりさん。かなこさんはさゆりさんの家庭事情をとても心配していました。「一体なんだったの……?」と不信感を抱いてしまってもしょうがないように思います。

さゆりさんには何か裏があるのか、それとも、またしても何かつらい事情があるのか……。いろいろと勘ぐってしまいますね。どちらにしても、純粋に「友だちを支えたい」と思っていたかなこさんの気持ちが裏切られないことを願うばかりです。


著者:マンガ家・イラストレーター もち

ベビーカレンダー編集部

元記事で読む
の記事をもっとみる