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夏の風物詩となる花火。その記念日「花火の日」は5月28日!夏には少し早いいけれど・・なぜ??

  • 2023.5.28

5月28日の記念日のひとつとして「花火の日」があります。 とはいえ、花火といえば夏の風物詩・・・5月だと少し早い気もしますよね。

この記念日の由来は江戸時代まで遡ります。 そこでここでは、「花火の日」について解説します。

また、他にも「花火の日」といわれる記念日はあるようですよ。

5月28日は「花火の日」

 

5月28日にある記念日「花火の日」、その始まりについて見ていきましょう。

花火の日の歴史は江戸時代に遡る

「花火の日」の由来は、江戸時代にまで遡ります。

江戸時代中期、八代将軍・徳川吉宗の時代のことです。 日本全国を大飢饉が襲い、多数の死者を出しました。

そこで徳川吉宗は、1732(享保17)年に死者の霊を慰める川施餓鬼という行事を執り行いました。 そして、翌年の享保18年5月28日にも同様の行事が行われたのですが、その中で花火の打ち上げもされました。 この催しが「花火の日」の由来となっています。

現在の「隅田川花火大会」の原型

東京二大花火大会のひとつとされる「隅田川花火大会」。 7月最終土曜日に開催され、夏の東京の不鬱物師となっているこの花火大会は、徳川吉宗の時代に行われた川施餓鬼の中で行われた打ち上げ花火を由来としているとされています。

「花火の日」と「隅田川花火大会」、時期こそ異なりますが、その起原は共通しているようです。

8月1日にもある「花火の日」

 

「花火の日」は、8月1日にもあります。 ここからは真夏にある「花火の日」について見ていきましょう。

花火の日となった理由①

8月1日の記念日となる「花火の日」は、戦後に花火が解禁された日にちなんでいるとされています。

1945年、GHQによって日本では花火の製造が禁止されました。 しかし、3年後となる1948年8月1日に花火の製造が再び許可され、花火大会も行えるようになりました。

この出来事にちなんで8月1日が「花火の日」となりました。

花火の日となった理由②

また、1955年に東京都墨田区にある花火問屋の倉庫で爆発事故が発生してしまいました。 この爆発により周辺の家屋も破壊され、火災も発生する大惨事となってしまいました。

その災害を忘れないためにも、事故があった8月1日を「花火の日」としたという説もあります。

8月7日は「おもちゃ花火の日」「花火人の日」

また、8月7日には「おもちゃ花火の日」と「花火人の日」という花火に関する記念日がありますよ。

「おもちゃ花火の日」とは

ここでいるおもちゃ花火とは、線香花火やねずみ花火などの花火のことです。 このおもちゃ花火を多くの人が楽しんでもらうことを目的に、花火日本煙火協会が制定しました。

その日付は、「は(8)な(7)び」という語呂合わせから来ています。

「花火人の日」とは

同日には、「花火人の日」という記念日も制定されています。

読み方は「花火人」と書いて「はなびじん」と読みます。 これは日本花火人協会が制定したもので、この団体は花火の歴史や文化をより知ってもらうために活動しています。

その日付は、「おもちゃ花火の日」と同じく「は(8)な(7)び」という語呂合わせから来ています。

まとめ

「花火の日」は、1年の間に5月28日と8月1日の2回あります。 5月28日の「花火の日」は、げんざいの隅田川花火大会とルーツを同じくしています。 江戸時代中期、徳川吉宗の時代に行われた川施餓鬼という行事が由来とされています。

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