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アジサイ×100均グッズで楽しむ飾り方と、長もちの方法 プチプラ花コーデVol.114

  • 2023.5.28
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プチプラ雑貨を使って、もっと暮らしと花を楽しんでみませんか? 100均などのプチプラ雑貨とフラワーアレンジを日々楽しむ、フラワーデザイナーの川守由利子さんに、旬のプチプラ花コーデを教えていただきます。

雨の日が楽しみになる! アジサイの季節到来

季節がめぐって、今年も早くもアジサイの季節がやってきました。

庭に咲くアジサイ、公園や道路、街に咲くアジサイ。

やっぱり雨の日がよく似合う花だなって思いながら、この時期、私はアジサイを楽しんでいます。一年のうちでいちばん、雨の日が嬉しく思える季節です。

アジサイは、切り花でも人気の花材です。生花で飾ってもいいし、スワッグやリースなどにしてドライフラワーとしても楽しめます。花の色が落ちてもそれがまたアンティークな風合いになるのが、ドライのアジサイの魅力。

フラワーアレンジをしない私の友人も、ドライフワラーのアジサイは部屋に飾っていると話をしていました。

切り花でのアジサイは、国産と輸入ものがあるため、通年出回っています。初夏になると、国産のものが多く出回り、値段も手ごろに。

ちょうど先日、花屋さんにアジサイが1本500円で売られていたので買ってきました。

アジサイを100均グッズと一緒に、あれこれ楽しんでみたいと思います♪

覚えておきたい、アジサイを長く楽しむ水あげ法

アジサイを切り花として飾るときに覚えておきたいのが、アジサイの水あげ方法。

家で飾るときにこの方法で水あげをすると、水が下がりにくく、長い間、花を楽しむことができます。

アジサイの水あげは以下のとおり。

①アジサイは余分な葉を取り、花瓶の高さに合わせてカットします。葉は2〜3枚残す程度がよいでしょう。

アジサイの水揚げ

②ハサミを使い、アジサイの茎を写真のように縦に割ります。

アジサイの水揚げ

③茎の中に入っている白いワタのようなものを、ハサミを使ってかき出します。

アジサイの水揚げ

かき出すときは手前から外側に、手をハサミで傷つけないように注意します。

④しっかりと外にかき出し、白いワタのようなものが茎からなくなればOK!

アジサイの水揚げ

このワタを取り除いた部分から、アジサイは水を吸います。

この下準備をしたら、アジサイを花瓶に飾っていきます。

アジサイは、このひと手間で本当に長もちになります。今までアジサイを花瓶に飾ると、すぐに水が下がっていたという方は、ぜひお試しください。

【活用1】透明感溢れる計量カップを花器に

ここ最近、私のお気に入りなのが、ダイソーの200円の計量カップです。

計量カップ

ガラス製だから、花をとてもカジュアルに見せてくれます。また、ガラスが薄くて水がとても澄んで見えるところもお気に入りです。

この器に水をたっぷりと入れ、アジサイを飾っていきます。アジサイは水を好み、またボリュームがある花なので、花瓶が安定するように水は多めに入れました。

アジサイは、器に対して斜めに傾くように挿します。

アジサイのアレンジ

この計量カップに花を飾ると、透明感が出て、梅雨の季節や真夏の暑い時季に涼を運んでくれます。

ガラス製だから、水の濁りをチェックできるのもいいですね。いつも、きれいな水で、花を長もちさせたいです。

材料】

  • 軽量カップ…200円*ダイソー

ほかに、ハサミを用意。

【活用2】ボウルで花を最後まで楽しみつくす

花を飾っていて、元気がなくなってきたときに登場するのが、セリアのアクアプランツボウルです。

アクアプランツボウル

こちらは、最後の最後まで花を楽しむのに重宝するアイテムで、私は長年愛用しています。一度引っ越しでなくしてしまいましたが、また同じものを購入するくらいお気に入りです。

プラスチック製なので、割れる心配もありません。

アレンジは、ものすごく簡単! 少し元気がなくなったアジサイを短くカットして…。

アジサイのアレンジ

水を入れたアクアプランツボウルに浮かべるだけ!

アジサイのアレンジ

このアレンジでは、元気がなくなったアジサイもまたシャキッとして、もう少し長く花を楽しむことができます。飾るセンスも必要なく、めちゃくちゃ簡単なのが嬉しいですね。

水換えを1日1回くらいすると、常に水をきれいな状態に保てます。

【材料】

  • アクアプランツボウル…100円*セリア

ほかに、ハサミを用意。

【活用3】優秀なクラフトワイヤーで花遊び

今度は、アジサイで花遊びの提案です。ダイソーで買った、クラフトワイヤーを用意しました。

クラフトワイヤー

アジサイは、茎を1.5cmくらい残して、短くカットしておきます。

アジサイのアレンジ

アジサイの花と思われているこちらは、じつはガクなんです。思わず花と言ってしまいますね。

このアジサイのガクを2つ手に取り、茎を合わせます。2本の茎を、クラフトワイヤーでクルクルと巻いてまとめていきます。

アジサイのワイヤーアレンジ

巻くときは緩くなると抜け落ち、また、強くしすぎると、茎が折れてしまうので注意。適度な力加減で行いましょう。

巻き終わったワイヤーはカットせずに、このまま適当な感覚でアジサイを繋げていきます。

アジサイのワイヤーアレンジ

適当に繋げたら、最後に輪にして小さなリースを作りました。

アジサイのリース

小さくて繊細なリースは、この時期の窓辺にとてもよく合います。雨の日の景色が楽しくなりそう! このまましばらくドライになるまで飾ることにしました。

ダイソーのクラフトワイヤーはとても細いので、アジサイの細い茎にもしっかりフィットします。また、この細さなら普通のハサミでもカットできることも嬉しいポイントです。

クラフトワイヤーは私がよく利用する材料のひとつ。なくなったらまた買ってきてと、常時、手元に置いています。ちょっとしたフラワークラフトに便利なアイテムです。

【材料】

  • クラフトワイヤー…100円*ダイソー

ほかに、ハサミを用意。

【活用4】麻紐があれば、簡単スワッグ風に

アジサイを、簡単にスワッグ風にするのもいいですね! ちょっとしたインテリアになります。

アジサイの茎に、100均の麻紐を巻いて、引っ掛ける部分をつけておきます。

アジサイのアレンジ

あとは飾るだけ!

アジサイのアレンジ

簡単でも存在感が大きいのは、アジサイならではです! 1本のボリュームがあるからこその、楽しみ方です。

【材料】

  • 麻紐…100円*ダイソー

ほかに、ハサミを用意。

アジサイ1本で、長く飾れて存在感も抜群。梅雨を、楽しく乗りきれそうです。

花時間
Credit
写真&文 / 川守由利子 - 『ブーケ・ドゥ(Bouquet Doux)』主宰。 -

かわもり・ゆりこ/花店勤務を経て、2006年に独立。『花時間』第6回フラワーアーティストオーディションに優勝し、現在、東京・自由が丘にて花教室を主宰している。アトリエ名は、“甘くやさしい花束”という意味の仏語から。その名のとおり、心なごみ笑顔になる、柔らかな印象のアレンジを中心に、雑誌やwebでも活躍中。手作りが得意で、プチプラ雑貨と“花”を組み合わせて楽しむアイデアを連載中。

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