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コストコのガソリンスタンドが激安!その理由は?

  • 2023.5.28
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ガソリン代の高騰が続くなか、近隣のガソリンスタンドと比べて価格が安く設定されているコストコのガスステーションが注目されています。あらゆるものが値上がりしているこのご時世、なぜコストコのガスステーションは安価でガソリンを提供できるのでしょうか。

■コストコにあるガソリンスタンドって?

2023年5月現在、日本国内では21店舗のコストコにガソリンスタンド「ガスステーション」が併設されています。

ガスステーションでは、レギュラーガソリン、軽油、灯油、ハイオクガソリンを販売しており、ガスステーション内にスタッフは常駐していますが、給油はセルフで行います。

ガスステーションを利用できるのはコストコ会員のみで、会計時に現金の使用はできません。支払いはコストコ指定のクレジットカード(コストコグローバルカード、コストコオリコマスターカード、MasterCardブランドのクレジットカード)、もしくはコストコのプリペイドカードで行います。

■コストコのガソリン価格はなぜ安い?

コストコのガスステーションのガソリン価格は、他社のガソリンスタンドよりも非常に安くなっています。その理由のひとつが、仕入れ価格の安さで、コストコのガスステーションで販売しているガソリンは、石油元売りのブランドではない「ノーブランド」です。さらに過半数の店舗で、コストコのプライベートブランド「カークランドシグネチャー」のガソリンを販売しています。

つまり、独自の経路でガソリンを安く仕入れているので、販売価格が抑えられるというわけです。

また、コストコのサービスを利用するには、年会費4,840円(税込)を支払って会員にならなければいけません。年会費がコストコの収益の大半を占めているため、さほどガソリンで利益を得る必要がなく、販売価格を安く設定できるといわれています。

年会費がかかるコストコでは、会員の満足度に重きを置いており、ガソリン販売価格を安くすることで会員の利便性や満足度を上げる狙いもあるようです。コストコ会員は車で店舗を訪れることが多く、時間をかけて遠方から来る会員もいるでしょう。遠方からの利用者たちの利便性や満足度を追求した結果、ガソリン販売価格を抑えるに至ったようです。

ほかにもセルフサービスによる人件費の削減、販促活動を行っていないので宣伝費がかからないなど、ガスステーションの運営自体がローコストである点も、安さの理由としてあげられます。

■コストコのガソリンで年会費の元が取れる!

コストコの会員費は年会費5,000円近くかかりますが、ガソリンが高騰している今、ガスステーションで給油すればガソリン代だけで年会費の元を取ることもできるでしょう。コストコへの買い物ついでにガスステーションを利用すれば、車の維持費節約につながるかもしれません。

文・山田千景

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