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【トマト書房】ふらっと本屋に立ち寄るように古書店にも行ってみよう@松山

  • 2023.5.27
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こんにちは。地域特派員のわく子です!

4月末に、青空の下開催された「第8回松山ブックマルシェ」に行ってきました。 そこでなぜか、古書をじっくりと読むお客さんの姿にとても惹かれてしまいました。

今まで「本」に興味があるだけで読書家でもなく、古書などは縁遠いものでした。そして「古書店」は、読書家や専門の方が本を探すために行くところだと思い込んでいました。けれど、ブックマルシェ後、妙に「古書店」が気になってしかたありません。

そんな時、たまたまテレビで取材を受ける「トマト書房」さんを見ました。そしてなんと数日後には、たまたま行った松山ロープウェー商店街にある「伊織 松山店」さんで「トマト書房」さんのコーナーを見つけました。こんな偶然あるの!?と、頭の中は「トマト書房」でいっぱい!

そこで、いてもたってもいられず「気になりました!!」という気持ちだけで、人生初の古書店【トマト書房】さんにお邪魔させていただきました。

幅広い品揃えの古書店【トマト書房】

お店は、フジグラン松山から踏切を渡り、東にまっすぐ進むと看板が見えてきます。

出典:リビングえひめWeb

写真は、フジグラン松山方面から歩いてきた様子

出典:リビングえひめWeb

入り口には、手頃な値段から買える文庫本などが多くありました。お店に来るたびにいろんな本に触れられるようにと、頻繁に店主が本の入れ替えをされているのだそう。 店内には、主に文学、詩歌句集、思想、美術関係書のほか幅広いジャンルのものが揃っていました。

HP 古書・レコード・CD|トマト書房 (tomatoshobo.com)

2代目店主にお話を伺いました
出典:リビングえひめWeb

2代目店主、原さん。以前はジュンク堂書店にお勤めで、ブックマルシェのお手伝いを通して縁あってトマト書房2代目店主になられたそうです。つまり、新刊の良さも古書の魅力も両方知っている方なのです!

「懐かしい本や今は流通していない本などがあるのが、古本屋の良さ。お客様の要望に応えるためにも、販売よりも買取の方が大事になります。初代店主と同様に、幅広い品揃えでお客さんにから頼りにされる本屋さんにしていきたい」と話して下さいました。

出典:リビングえひめWeb

ブックマルシェで配布された冊子の一部より。個人の記憶をたどって作成された松山まちなか書店MAP

実は今回お話しを伺う中で、ブックマルシェで配布されていた冊子には原さんが書かれた文章もあったと知りました。その冊子の中で、心に残った一文がこちら。

『本屋は文化よりもまず、そこに訪れた人それぞれが感じるささやかな幸せこそを守っているのかもしれない』

松山には、本屋さんが身近なところにたくさんあったそうですね。『松山まちなか書店MAP(昭和57年)』(上の写真)を見て、「あーあったあった。ここに行っていた」と知人が懐かしむ様子を羨ましく思いました。わく子の生まれ育ったところには、本屋は1軒だったので。

本屋さんへ行くことは、暮らしの中の何気ないものでした。しかし振り返り、本との出会いも含めそこに思い出があるということは、本屋さんがあったらこそ生まれた「幸せ」だったかもしれないと店主の一文に思いました。

出典:リビングえひめWeb

「もしかしたら都会にある専門の古書店などは緊張するかもしれないけれど、ここは専門の古書店ではないのでもっとふらっと来てくださいね」

身近にあった本屋さんのように、ふらっと入ってもらって大丈夫。と、優しく微笑む店主。 今まで古書を取り扱うお店は、探している本もないし入りずらいなと思ってきました。 しかし、店主にお会いしお話を伺ったことで、結局のところ特別な場所ではなく「幅広い年代のものを取り扱う本屋さん」に違いないと思え気持ちが軽くなりました。

「気になりました!」と気持ちだけでお伺いしましたが、気づかなかったことを知ることができた貴重な時間となりました。

詳しい店内の様子
出典:リビングえひめWeb

店内には、天井にも届くほどの本!。今回3回ほどお邪魔させていただいたのですが、毎回数名のお客さんがいました。お一人の方が「あ~、あったあった」と、二冊の本をもってレジへ。 まさに、探していた本に出会った瞬間!なんだかこっそり私も嬉しくなりました。

出典:リビングえひめWeb

絵本や児童書、料理関係の本は、店内入って右側にあります。

出典:リビングえひめWeb

郷土に関する書籍や俳句、松山にゆかりのある方々の書籍も多数ありました。

出典:リビングえひめWeb

CDやレコードの取り扱いも。本だけではなく音楽がお好きな方も訪れるのか!と初めて知りました。店内は、本探しを邪魔しない程度にジャズがかっこよく流れています。

皆さんも、ふらっと「トマト書房」さんへ、行ってみませんか?

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