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「お前はひと言も話すな」学歴主義で私を見下す言動を繰り返すモラハラ夫。そんな夫を撃退したのは

  • 2023.5.27

夫と付き合っていたころは性格も特に気になる面はなく、一緒にいて楽しく不安なこともなかったためそのまま結婚しました。しかし結婚後、徐々に夫の本性があらわになっていったのです。私以外の人と接するときはいい顔をするので、周りからは「やさしいご主人だね」と言われますが、実際は私に対してだけ口が悪く見下した態度ばかり。最初は言い返していましたが、反論をやめるとさらに調子に乗り出す夫。そんなとき、救世主が現れたのです。

結婚前は我慢していただけ!?

学歴の差から夫に見下される毎日

夫と出会ったころは最終学歴なんて関係なく、侮辱されることもない良好な関係でした。休日には一緒に出かけ、あまり料理が得意ではない私が料理をすると「ありがとう」と感謝してくれていました。

しかし、結婚を機に夫の私への態度は一変。私の学歴を話題にして、知識のなさをバカにされる生活の始まりでした。

最初はバカにされても笑って受け流したりごまかしたりしていましたが、私を見下す態度は日に日にヒートアップ。あまりにもひどい態度に、「なんで急に態度を変えるの?」と夫に聞くと「付き合っているころは我慢していただけ。結婚して夫婦になったのだからお前に何を言おうが俺の自由だろ」と強めの口調で言われました。

何か夫が悪いことをしたときでさえ「お前が悪いから今この結果になっているんだ」と謝ることすらしなくなり、関係は悪化する一方。最終的に、私は反論したり笑ったりすることもしなくなりました。

外面だけはいい夫

仕事が休みの日に、私も顔見知りである夫の同僚がわが家へ訪ねて来たことがありました。数日前、夫が同僚と外回り中、たまたま買い物帰りの私と鉢合わせ、そのときにわが家へ来る約束をしたのです。

私は料理や掃除を頑張り、デザートのケーキまで焼いて同僚をもてなす準備をしていました。しかし、夫は「今日くらいはお前のまずい料理を食べたくない」「同僚が来たらお前はひと言も話すな。バカがバレる」と、いつも通りの見下し発言。

遊びに来てくれる同僚はわが家のこの状況を知るわけもなく、私の料理が楽しみとまで言ってくれていたので、夫に見下されながらも苦手な料理を頑張りました。 時間になり同僚が来ると、夫は「妻の料理は絶品で自慢」「こっちへ来て一緒に話そう」と、さっきとは反対のことを言うのです。

私は内心「え? この人はなんでこんな平気な顔でうそがつけるんだろう?」と疑問に思いましたが、声には出しません。

そんな様子を見た同僚は夫のことを「愛妻家」と呼び、夫は満足な表情でした。同僚が帰った後は、人が変わったようにまた見下し発言の繰り返し。そんな生活が続いていました。

モラハラ夫を撃退してくれたのは

そんなある日、夫が外出中に義母がわが家へ遊びに来ました。予定していなかった訪問でしたが、私はやさしくて料理じょうずな義母が好きだったため、仲良く2人でお茶を楽しんでいました。

義母は、まさか自分の息子が妻を見下すような言動しているとは夢にも思わず、「息子は家事をちゃんと手伝ってる?」「何か嫌なこととか相談があれば、いつでも私に言ってね」と笑顔で楽しそうにしていました。

夫の帰宅時間が近づいたとき、義母から「息子を驚かせたいから隠れてもいい?」と提案が。特に断る理由もなく、隠れられて困ることもないうえに「普段の夫の姿を見せられるかも……」と思い、承諾しました。

義母が隠れてすぐに夫が帰宅しました。夫はいつも通り「掃除も家事もせずお茶タイム? ふざけるな! お前みたいなバカは休憩を取る資格なんかない」と怒鳴ります。私の位置から見えていた義母の顔は青ざめていきました。

まさか自分の息子がこんな態度で私に接しているとは思わなかったのでしょう。義母の存在に気付かない夫は、いつも通り罵声をあびせ続けてきました。

そこへ顔を真っ赤にして今にも爆発しそうな義母が登場。義母の姿に気付いた夫の顔がみるみる青ざめていきます。 義母は「いいかげんにしなさい!! 土下座で謝りなさい!」とかんかんです。

私と夫のやりとりの一部始終を見ていた義母は一瞬で状況を悟り、夫を叱ってくれたのです。夫は義母には逆らえないらしく、私に今までの侮辱を謝罪。

私はこの後、夫がどんな態度を取るのか怖くて仕方なかったですが、義母立ち合いのもと、二度と偉そうな態度を取らないこと、何かあったら私が容赦なく義母に連絡をすることを約束しました。

その後の夫の態度はびっくりするくらい変わり、私に対しての侮辱は一切なくなりました。

まとめ

最初から義母に相談すればよかったのですが、義母やその他の人たちに相談できなかった理由として、周りから幸せな家庭に見られたいという見栄がありました。当時は「いつも仲良しですてき」と褒められるのがうれしく我慢していた私。しかし、最終的に心がボロボロになり、つらい時期を過ごすことになったのです。

この経験をしたからこそ、見栄を張ることなく周りに相談して助けを求めること、つらいときは我慢せずに吐き出すことを学びました。時にはプライドや見栄を張りたいときもありますが、今は先のことを考えて行動することを心がけています。

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

取材・文/武田さやか

マンガ/山口がたこ

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著者:武田さやか

ベビーカレンダー/ウーマンカレンダー編集室

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