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【考察】 「“本当の敵”はノコル(二宮和也)&野崎(阿部寛)か?」『VIVANT』公式が匂わせる3つのヒントを紐解く

  • 2023.9.15

乃木(堺雅人)はなぜ別班の任務で来たことを明かしてしまったのか? 果たして真の黒幕と、その目的は? 日曜劇場『VIVANT』をめぐる考察合戦は、日々激しく行き交う。公式から与えられた「3つ」のヒントを紐解きながら、無謀にも、最終回の展開を予想したい。

※以下ネタバレを含みます

公式側から与えられた「3つ」のヒントをおさらい

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(C)TBS

1つめのヒントは、野崎(阿部寛)の行動について。第2話、チンギス(Barslkhagva Batbold)の手から逃れようと動いていた乃木、野崎、薫(二階堂ふみ)だが、途中、「やることができた」と言って野崎が別行動をした時間があった。この空白の時間について、ただトラックを手配しに行っただけではない、別の意味があることが示唆されている。

2つめのヒントは、乃木と薫のメッセージのやりとり。晴れて想いを伝え合った二人だが、その後離ればなれになることがわかっていたからか、乃木は薫からのメッセージに3日間も返信していなかった。薫からのメッセージには「今日、来てくれたんですね。ジャミーンに聞きました。どうして帰っちゃったんですか?」とある。公式側は「乃木とジャミーンの間に何かあったのでは?」と匂わせている。

そして3つめのヒントは、乃木によって射殺されたはずの別班員が生存していたことを示すメールについて。日本にいるテントのモニターから送られたメールだが、「これを送ってきたのは誰なのか?」と最大の謎が提示された。

2話に注目、黒幕はノコル&野崎?

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(C)TBS

本記事では、2話の伏線回収として浮上した「野崎の空白時間」に注目したい。

大使館から逃げなければいけない切羽詰まったなか、半ば強引に一人だけ輪を抜けた野崎の行動を推測するヒントとして、「野崎とノコルは繋がっているのでは?」とする説が浮上している。

野崎は以前、任務で無理を通したことにより“姿を消した”部下がいることを、乃木に語っている。この部下こそがノコルなのではないか。

野崎、そしてベキ(役所広司)と同じく公安にいた彼は、バルカでの任務によって失踪。ベキのように公安から見捨てられ、その際に記憶をなくしてしまった。テントに入り込んだ乃木が語った「記憶を喪失した」といった話に、やけに反応していたのは、その伏線と考えられる。

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(C)TBS

野崎はノコル=元部下と何らかの方法で繋がりを保ち、秘密裏に共謀していたのではないか。「ムルーデル」がフローライトのために土地を買い占めていたのも、将来的に日本政府に還元される条件なら、野崎たちにとっても悪い話ではない。フローライトの話をバルカ政府に漏らしたのもノコルではないか? とネット上で推察されていることからも、野崎とノコルで手を組み、乃木を追い詰めようとしていると考えれば…。

黒幕はノコルか、あるいは野崎か、それとも両方か?

 

※記事内の情報は記事執筆時点の情報です。


ライター:北村有(Kitamura Yuu)
主にドラマや映画のレビュー、役者や監督インタビュー、書評コラムなどを担当するライター。可処分時間はドラマや映画鑑賞、読書に割いている。Twitter:@yuu_uu_