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「LINEで伝えてもOK?」マナー違反にならない、お悔やみの伝え方とは

  • 2023.6.28

通夜や葬儀の際に、遺族の方と話す機会がありますよね。しかし、自分は思いやり気持ちでかけた言葉でも、もしかしたら失礼にあたってしまうことがあるかもしれません。

そこで今回は、株式会社メモリアルアートの大野屋の杉山奈緒さんに取材をさせていただきました。お悔やみの言葉を伝える時のマナーや注意点などについて、詳しく伺ってきましたよ。

お悔やみの言葉を伝える時のマナーとは?

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出典:Arata Matsumoto/Shutterstock.com

--遺族の方の気持ちを考えると、通夜や葬儀の場でどのような言葉をかけるべきか悩んでしまいます。もし、マナーなどがあれば伺ってもよろしいでしょうか?

杉山さん:その気持ちはとてもよくわかります。さて、状況にもよりますが、通夜や葬儀の場では遺族と長々と話し込むのは避けお悔やみの言葉を一言二言簡潔に伝える程度にします。

--なるほど。身体や精神に疲れも溜まっているでしょうし、長時間引き止めてしまっては負担になってしまいますよね。

お悔やみの言葉を伝える時の注意点は?

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出典:buritora/Shutterstock.com

--それでは、お悔やみの言葉を伝える上で注意すべきことはありますか?

杉山さん:そうですね。「重ね重ね」「度々」「返す返す」「くれぐれ」「ますます」などの重ね言葉は、使わないようにします。また。「死亡」「死去」など「死」という言葉は「ご逝去(ごせいきょ)」と言い換えます。ハキハキとしゃべるのもNGです。

--服装や身嗜みはもちろんのこと、話し方にも細やかな気配りが大切なんですね。

お悔やみの言葉の代表的な言い回し

--上記の避けるべきものとは逆に、お悔やみの言葉の代表的な言い回しについて伺ってもよろしいでしょうか?

杉山さん:わかりました。それでは、今回は3つご紹介します。

・「この度は誠にご愁傷様でございます」
・「心よりお悔やみ申し上げます」
・「心中、お察しします」など、遺族に寄り添う言葉をかけるとよいでしょう。

メール・LINEでお悔やみを伝えてもNGマナーになりませんか?

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出典:Preto Perola/Shutterstock.com

--ありがとうございます。それでは、最後に1つお聞かせください。

杉山さん:はい、なんでしょうか?

--お悔やみの言葉を伝えたいけれど、遠方に住んでいたりどうしても時間がとれなかったり…なんてこともあると思います。その場合、メールやLINEなどで送ることはマナー違反になるのでしょうか?

杉山さん:いえ、必ずしもそうとは限りません。普段からメールやLINEでやりとりをしている方へということなら、問題ないでしょう。

遺族の方への配慮を忘れずに

今回はお悔やみの言葉を伝える際のマナーや注意点などを伺いました。杉山さんに教えていただいた内容を参考に、遺族の方に寄り添って、想いを伝えられるようになれたらと思います。

取材したのは…

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取材:株式会社メモリアルアートの大野屋
杉山奈緒
2016年メモリアルアートの大野屋に入社。年間2万6千件を超えるお葬式、お墓、手元供養、無料仏事相談・お問合せを承ってきた「大野屋テレホンセンター」で仏事アドバイザーを務める。お墓ディレクター2級、仏事コーディネーターの専門資格を保有。豊富な知識と落ち着いた語り口でお客様に寄り添った回答が強み。『みんなの記事監修』でも葬儀・お墓・仏壇・終活・仏事マナーの専門家として活躍中。

テキスト・編集:TRILLニュース
※記事内の画像はイメージです。