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大谷翔平、ホームラン後の“兜姿”に「兜谷さん」「かわいい」SNS大盛り上がり!野球観戦がもっと楽しくなるパフォーマンスの世界

  • 2023.6.20
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写真:アフロ

今や日本国内だけでなく、野球の本場であるアメリカでも連日注目を集めているスーパースターの大谷翔平選手。今季、所属するロサンゼルス・エンゼルスで大活躍のシーズンを送っています。

現地時間6月18日に行われたロイヤルズ対エンゼルスの一戦。

この試合に出場した大谷選手は、5回の第3打席で今季24号となるホームランを放ちました。

リーグトップを独走する大谷選手のバッティングはもちろん、多くのファンから注目されるのがホームランを打った後にベンチで見せる“パフォーマンス”です。

この試合の大谷選手も、ホームランを放った後にベースを1周。ベンチに帰ってくるとチームメイトから戦国武将の“兜”を被せられ、そのままチームメイトとハイタッチしました。

一連のパフォーマンスはメジャーリーグでは“ホームランセレブレーション”と呼ばれ、数年前から流行しているもの。メジャー30球団のうち、3分の1以上の球団が採用しています。

“兜谷さん”が大人気

ただし、セレブレーションの内容はチームによってさまざま。エンゼルスも昨年までは兜ではなく、テンガロンハットを被っていました。

今季から被り物が兜になりましたが、コレを日本で発注したのが何を隠そう大谷選手。今ではすっかりエンゼルスのホームランセレブレーションとして定着しています。

ここ最近は毎日のようにホームランを放つ大谷選手なので、当然“セレブレーション”を受ける頻度も高いですが、SNS上ではホームランを打つたびに「兜谷さん」「大谷さん、兜姿可愛い」など、真剣モードの試合中とのギャップが人気を博しています。

大谷選手自らカメラマンに

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写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ

また、最近では兜を被った大谷選手がそれをそのままチームメイトに被せ、自らが“カメラマン”になって“エア撮影会”を行ったり、ベンチからブルペン(投手が練習する場所)に向かって腕を振り下ろすパフォーマンスを見せるなど、ホームランセレブレーションにいろいろなバリエーションが生まれています。

エンゼルス以外のチームのセレブレーションは?

ちなみに、エンゼルス以外のチームでは、イチロー選手が在籍したことで知られるマリナーズではポセイドンが持つトライデント(三叉槍)、ホワイトソックスではマフィアのような黒いハットとジャケット、ツインズでは日本で“ファッションアイテム”として流行中のフィッシングベストなど……多様なホームランセレブレーションを見ることができます。

大谷選手のエンゼルスはもちろん、対戦相手がどんなセレブレーションを行っているかをチェックするのも、メジャー観戦の楽しみ方のひとつかもしれません。

日本のプロ野球界でも!

また、ホームラン後のパフォーマンスはメジャーだけのものではありません。日本のプロ野球界にも、ファンを楽しませるパフォーマンスを見せてくれる選手はたくさんいます。

2000年代にはアレックス・ラミレス選手がホームランを打った後、テレビカメラに向かって「アイーーン」「ゲッツ!」「カトちゃんペ」など、日本のお笑い芸人さんの持ちギャグを披露して人気を博していましたが、現在プロ野球界で最も“アツい”パフォーマンスは横浜DeNAベイスターズの牧秀悟選手らによる“デスターシャ”です。

胸の前で拳をにぎり、「デスターシャ!」と叫ぶポーズ。もともとは登録者数150万人を超えるウクライナ人の兄弟ユーチューバー「サワヤンゲームズ」が動画の冒頭に叫ぶ決まり文句。

ゲーム好きで知られる牧選手を中心に、ベイスターズの選手がこれを真似たのが由来です。3月に行われたWBCでは大谷選手もデスターシャを披露し、世界デビュー済み。

プレーだけでなくパフォーマンスにも注目

お笑い芸人さんのギャグから、人気ユーチューバーの決まり文句へ――。プロ野球選手のパフォーマンスを見るだけでも、流行の移り変わりが分かるかもしれません。

野球観戦の際は、プレーはもちろん彼らが見せてくれるさまざまな“パフォーマンス”に注目すれば、野球がもっと身近に、楽しくなるかもしれません。



ライター:花田雪(Kiyomu Hanada)
1983年、神奈川県生まれ。編集プロダクション勤務を経て、2015年に独立。ライター、編集者として年間50人以上のアスリート・著名人にインタビューを行い、野球を中心に大相撲、サッカー、バスケットボール、ラグビーなど、さまざまなジャンルのスポーツ媒体で編集・執筆。著書に『あのプロ野球選手の少年時代』(宝島社)『オリックス・バファローズはいかに強くなったのか』(日本文芸社)がある。

編集:TRILLニュース

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