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大谷翔平、「リーグ最速20号」で無双モード!マンガでもありえない“4つの異次元記録”に期待

  • 2023.6.13
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写真:AP/アフロ

エンゼルス・大谷翔平の“異次元”ぶりが加速している――。

現地時間6月12日のレンジャーズ戦、「2番・DH」で先発出場した大谷は1試合で2本のホームランを打つ離れ業を披露。今季20号ホームランとし、所属するアメリカン・リーグの本塁打ランキングで昨年MVPのアーロン・ジャッジ(ヤンキース)を抜いて単独トップに躍り出た。

今季も“二刀流”で活躍を続ける大谷だが、このままいけば過去に自らが成し遂げた記録をさらに上回る超絶記録を達成することになりそうだ。そんな大谷に期待したい“4つの偉業”とは……。

日本人初のホームラン王&自己最多47本塁打

今日の試合で今季20号に到達した大谷。チームは68試合を消化しており、このままいけばシーズン47本塁打ペース。これは2021年にMVPを受賞した年の自己最多46本塁打を超えるペースだ。

さらに現在、ア・リーグ本塁打ランキングでもトップに立っており、もしこのままホームラン王のタイトルを獲得することがあれば日本人、アジア人選手としては史上初の快挙。

かつては「絶対に不可能」と言われた日本人によるメジャーでのホームラン王獲得も、大谷なら現実味十分なのがすさまじい!

史上初のシーズン40本塁打&200奪三振

6月の時点で早くも3年連続での「シーズン20本塁打&100奪三振」を達成している大谷。実はこの記録自体が100年以上の歴史を誇るメジャーリーグで大谷しかマークしていない偉大な記録である。

さらに、このままいけば大谷は今季47本塁打&243奪三振に到達する計算になる。シーズン40本塁打は超一流打者、200奪三振は超一流投手にしか許されない領域。それを同時にマークするようなことがあれば、まさに空前絶後、前人未到の記録になる。

日本人史上初のトリプルスリー

1シーズンで打率3割、30本塁打、30盗塁をマークすることを野球界では「トリプルスリー」と呼ぶ。技術、パワー、スピードすべてを兼ね備えた一流アスリートにしか達成できない記録だが、打者・大谷はこれを狙うだけの資格も十分。

本塁打は30本を楽に超えるペースで、打率は現在.291だが6月以降、急激に上昇させているだけに3割到達の可能性も十分だ。

問題は盗塁だが、現時点では9盗塁とシーズン換算で21盗塁ペース。スピード自体はメジャーでもトップクラスなだけに、あとは「走る意識」をどれだけ持つかがカギとなりそう。

二刀流選手だけに負担やケガも考えなければならず、むずかしいところだが大谷ならそんな心配を吹き飛ばしてあっさりと日本人メジャーリーガー初のトリプルスリーも成し遂げてしまうかもしれない。

投打主要タイトルの同時獲得

リーグ本塁打ランキングでトップに立つ大谷だが、同時に投手として奪三振ランキングでも2位につけている。もし、「本塁打王&奪三振王」の投打ダブルタイトル獲得となれば、もちろんメジャー史上初。ちなみに二刀流の元祖、ベーブ・ルースは投手として最優秀防御率、打者として本塁打王、打点王、首位打者などを獲得しているが、同一年に投打タイトルを獲得したことはない。

スポーツ史上に残る1年になる!?

これら以外にも、たとえば「MVP&サイ・ヤング賞」など、それこそマンガでもありえない異次元記録を期待させてしまうのが、大谷が大谷であるゆえん。

まだシーズンは半分以上残っているが、メジャーリーグ史上、いや人類のスポーツ史上に残る1年になるのは間違いない!?


ライター:花田雪(Kiyomu Hanada)

1983年、神奈川県生まれ。編集プロダクション勤務を経て、2015年に独立。ライター、編集者として年間50人以上のアスリート・著名人にインタビューを行い、野球を中心に大相撲、サッカー、バスケットボール、ラグビーなど、さまざまなジャンルのスポーツ媒体で編集・執筆。著書に『あのプロ野球選手の少年時代』(宝島社)『オリックス・バファローズはいかに強くなったのか』(日本文芸社)がある。

編集:TRILLニュース

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