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夏と冬のラフの違い、パターを使っていいの? アプローチQ&Aを成田プロに聞いてみた!

  • 2023.5.26

Regina読者から寄せられたアプローチに関するギモンの数々。成田プロにすっきり解決してもらいました!

【動画付き】”アドレス”でうまくなる。まずは基本の転がすアプローチをマスターしよう【成田美寿々プロ直伝】

Q1夏と冬のラフ、違いはある?

A1.「季節問わずライの判断を。沈んでいればスピードを上げて」

冬芝はむしろ打ちやすいので、ボールが芝に埋まっていなければ花道からと同じ打ち方でOK。夏芝は抵抗が大きいので、沈んでいればSWで上げるアプローチを行います。いつもよりフェースを開いてグリップをしっかりと握り、スイングスピードを上げて打ちます。

芝にボールが浮いている場合…ボールが浮いているときは、フェースを開かずに構え、ボールの横から払う転がしの打ち方で対応。

芝にボールが沈んでいる場合…ボールが沈んでいるときは、フェースを極端に開き、身体は反時計回りに回転。速いスイングを。

Q.2パターで打ってもいいの?

A.2「積極的に使ってOK!胸を張って、大きく構えて」

ボールからグリーンエッジまでの芝が薄かったり、ベアグラウンドのような状況では、寄せるよりもミスをしないように打ちたいので、積極的にパターを使いましょう。長い距離を打つときは、小さく構えずに胸椎を上げて大きく構えることが大切です。

ライ…ボールの下が黒く感じるときは、芝の下にある土が見えている状態。パターを使った方が得策です。

コレはNG! グリーン外からパターを使うときは胸を起こすように胸椎を上げて、大きな構えになるようにします。

小さく構えるとストロークも小さくなるため、ラフの抵抗をボールが受けやすく、ショートしがち。

振り幅…下りを警戒しすぎるとグリーンに届かないことが多いので、ピンをオーバーさせる気持ちで打って。

Q3.逆目のアプローチ、どう打つ?

A3.「フェースは開いて。加速させつつ、振り抜かない」

フェースを開いて構えるので、身体は反時計回りに回転します。芝の抵抗があるのでダウンスイングではヘッドスピードを加速し、ボールの少し手前から芝ごと持っていくつもりでヘッドを下ろします。インパクトしたらスイングを終えて構いません。

ライ…ボールを打つ方向と反対に芝が向いているので、ヘッドを下ろした際抵抗が大きくなるのが特徴。

バンカーショットのようにボール手前からソールを滑らせるように打ちます。フォローは小さめに!

◆成田美寿々(なりたみすず)プロ プロフィール

1992年10月8日生まれ。千葉県出身。167cm。O型。2013年8月2日JLPGA入会(85期生)。12歳よりゴルフを始め、拓殖大学紅陵高等学校時代に本格的に競技の道へ。12年『富士通レディス』で初優勝後、着実に勝ち星を重ね、ツアー通算13勝。趣味は宝塚鑑賞。YouTubeチャンネル「成田美寿々芝組ゴルフch」も大好評。インスタグラムアカウント(@ misuzunarita)

撮影/村上悦子 取材・文/山西英希 撮影協力/南総カントリークラブ

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