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松⽥⿓平、7年ぶりのタッグに「ドキドキさせられました」と語る

  • 2023.5.26
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松⽥⿓平が主演、沖⽥修⼀が監督&脚本を務めるWOWOW『連続ドラマW 0.5の男』(全5話)の完成報告会が、2023年5⽉23⽇(火)に神楽座にて開催された。

『連続ドラマW 0.5の男』完成報告会

松⽥⿓平、40歳の引きこもり男を熱演
松田龍平_『連続ドラマW 0.5の男』

同作は、実家暮らしの40歳の引きこもり男が“2.5世帯住宅”に同居したことから、新たな⾃分を⾒つけていく……という家族ドラマ。

家の建て替えをきっかけに親と妹家族の2世帯住宅に住むことなる“0.5の男”こと、主⼈公の⽴花雅治を松⽥が演じ、監督と脚本を映画『南極料理⼈』(2009)などを⼿がけた沖⽥監督が担当。新時代の家族の姿を温かな⽬線で描く新時代のホームドラマだ。

この⽇の完成報告会には、主演の松⽥と沖⽥監督が登壇。まずは、主演の松⽥が「沖⽥さんと久々にご⼀緒できて幸せです。こういう役をやってみたかったので、ついに来たか!と思ってうれしかったです」と挨拶を。沖⽥監督からも「こういう役を松⽥さんにやってほしかったので、僕もうれしかったです」という⾔葉が続き、笑顔を交わす⼆⼈。

というのも、松⽥と沖⽥監督は2016年公開の映画『モヒカン故郷に帰る』以来7年ぶりとなる、2度⽬のタッグ。「15年ぶりくらいですかね?」と松⽥が聞くと、「7年ぶりだそうです」と沖⽥監督が答えるといったやり取りもありつつ、「『モヒカン〜』がめちゃくちゃいい映画だったので、今回はどういうアプローチができるかなとドキドキしていました」と松⽥。「全く同じ気持ちです」という沖⽥監督も「『モヒカン〜』のあと、松⽥さんが『また、すぐやりましょう』と⾔ってくれたので、それを実現できてよかったです」とお互いに念願の再タッグだったと話した。

同作で、松⽥が演じた雅治はゲームが得意な40歳のひきこもりで家族のはみ出しもの。演じるにあたって意識していたことは?という質問には、松⽥が「撮影に⼊る前にちょうど雅治のような暮らしをしていたんですよ。まさに、ポテチ⾷べながらゲームしていて……」と衝撃の告⽩。「これは役作りなんだと。先の⼼配をしないで“幸せ”という名のぬるま湯につかっていました(笑)」と冗談交じりに、⾃分の経験が役⽴ったとコメントを。

沖⽥節に「ドキドキさせられました」

また、親と妹家族、そして引きこもり男が住む“2.5世帯住宅”を舞台にしている同作。第2話以降では、家の断⾯図のようなセットでキャストが動いている映像もあり、そのユニークな演出⽅法も⾒どころの⼀つ。

「“2.5世帯”という家の構造が⼀気にわかりやすくとる⽅法がないかな」と考えた結果⽣み出された演出プランだったと話す沖⽥監督は、「家の半分がないので、ある意味0.5の家なんですけど。アリの巣みたいな感じで居住空間が分かると、このドラマならではの特⾊が出るのかなと思います」と続けて説明。

松⽥も「セットを⾒たときにテンションがあがりました。沖⽥さんは僕も演じながら驚くような魔法をかけてくれる。今回もアイデアにドキドキさせられました」と、同作も沖⽥節が満載なんだとか。

その後、話題は撮影現場の様⼦について。「本当の家族みたいで⾯⽩かった」という沖⽥監督には、⼤きくうなずいていた松⽥。オンラインゲームのシーンでは裏設定を作りあったり、台本にない雑談のような話で盛り上がったりしていたそうで、沖⽥監督は「それがリアルだった」と振り返った。

松⽥からは、演じる雅治の甥、蓮役の加藤⽮紘とは囲碁をおはじきのようにして遊んだというエピソードも。「ドラマのなかで雅治が部屋から出てみようと思うきっかけが蓮なんです。⼈って⾒た⽬で近寄りがたいと思ったりしますけど、雅治も髪がぼさぼさとかで姪の恵⿇には『気持ち悪い』とか⾔われるんですよ(笑)。でも、蓮はそういう感覚がなくて『遊ぼうよ』と⾔ってくれる。そこが雅治に響くんですけど。それもあって、蓮と遊ぶのは単純に楽しかったです」と役とリンクした部分もあったそう。松⽥からは「撮影を忘れる瞬間が多かったですね」という⾔葉も⾶び出した。

また、松⽥がインタビューで「沖⽥監督はニヤニヤしながら撮影していた」と話していたこともあったとのこと。どうやら無⾃覚だったらしく「ニヤニヤしてました?」と聞く沖⽥監督には「楽しそうでしたよ。演じていると監督、どんな表情かなと気になるのでちらちら⾒ていた」と松⽥。「雅治にぴったりだなと思っていたのかな。なんか変なオーラがあって⾯⽩かったのかも」と返す沖⽥監督だったが、撮影現場ではそんな沖⽥監督を⾒ながら松⽥もニヤニヤしていたそうで、お互いに「気持ち悪いね(笑)」と苦笑い。撮影現場の雰囲気が垣間⾒られるような和やかな⼆⼈には、場内からも笑いが起きていた。

最後にメッセージを、ということで沖⽥監督は「1話⾯⽩いなと思った⽅は続けて⾒てほしい。⾃分ももう⼀回⾒たいと思うほど好きな作品になりました」と。そして、松⽥も「40歳の引きこもりがゆっくり成⻑する物語です。ゆっくりだけど⼤きな⼀歩を踏み出しているんじゃないかなと。1話は無料で⾒られるみたいなので、そのまま続けて⾒てほしいです。全5話、ぜひ続きも⾒てください」と⼒強くアピールした。

第1話あらすじ

古くなった実家を2世帯住宅に建て替えることを決めた⽴花家。拘りの強い妹・沙織(⾅⽥あさ美)と⺟・恵⼦(⾵吹ジュン)の間で、ひきこもりの兄・雅治(松⽥)の居住スペースが問題の種に。これを機にいっそ⾃⽴すれば良いのではないか?と⽗・修(⽊場勝⼰)。いや、無理はさせたくないと擁護する⺟。兄の部屋を失くして⽞関を2つにしたいと⾃分勝⼿な主張を繰り出す妹。話し合いがまとまらない中、ハウスメーカーの営業マン・川村(井之脇海)の説得により何とか2.5世帯住宅建設に向けて歩みだす。そうして始まる新⽣活。ゲームの世界ではカリスマと崇められている雅治だが、妹には「暇なんだから家事を⼿伝え」、中学⽣になるお年頃の姪・恵⿇(⽩⿃⽟季)には「キモい」と拒絶され、仕事をしていない“0.5”の存在の雅治の居場所はありそうになく……。

Information

『連続ドラマW 0.5の男』(全5話)

《放送・配信⽇時》2023年5⽉28⽇(⽇)22:00スタート
WOWOWプライム・WOWOW4K
毎週⽇曜 22:00(第⼀話無料放送)
WOWOWオンデマンド
各⽉の初回放送終了後、同⽉放送分を⼀挙配信(無料トライアル実施中)

《出演》松⽥⿓平、⾅⽥あさ美、⽩⿃⽟季、加藤⽮紘、井之脇海、⻘⽊柚、篠原篤、⽊場勝⼰、⻄野七瀬、⾵吹ジュン
《監督》沖⽥修⼀(『南極料理⼈』、『横道世之介』、『さかなのこ』)
⽟澤恭平(『幸⾊のワンルーム』『ゆるキャン』)
《脚本》牧五百⾳(『連続ドラマW それを愛とまちがえるから』ほか)
沖⽥修⼀
《⾳楽》池永正⼆
《主題歌》⼯藤祐次郎『たのしいひとり』
《プロデューサー》植⽥春菜、⽯原仁美、東島真⼀郎
《製作》WOWOW、C.A.L
《番組サイト》https://www.wowow.co.jp/drama/original/the-0.5/
《特報映像》https://youtu.be/pM7KqdJRcDk
《予告映像》https://youtu.be/y4TCqTtFgkE

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