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【京都駅】膨大な創作活動の集積☆時代を彩った作品たち☆美術館えき京都『和田誠展』

  • 2023.5.26

おおきに~豆はなどす☆今回は下京区、ジェーアール京都伊勢丹・美術館「えき」京都で5月20日から開催中の展覧会に行ってきました。

時代を彩り日常に溶け込んだ作品の数々

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下京区、JR京都駅のジェーアール京都伊勢丹7階に隣接する美術館「えき」京都。

ここに、5月20日(土)から開催中の『和田誠展』。じつはうろ覚えで開催前日にフライングして鑑賞できず、という前段階も踏まえやってきました(笑)

イラストレーター、グラフィックデザイナーとして広く活躍し、さらに本の装丁や映画監督、エッセイスト、作曲家、アニメーション作家、アートディレクターなど、2019年に亡くなられるまで幅広い分野で活躍した和田誠さんの回顧展。

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そのエントランスには、時代を彩った著名人を描いた作品が展示され、一目見ただけでそれが誰であるかがわかるほど、その特徴を捉えつつ、和田さん色にあふれた作品の数々。

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本展では、和田さんが遺した4歳から83歳までの膨大な作品を30項目に分け、その多彩な創作活動の歩みを展示。

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館内では映像2か所以外は全て撮影可能。

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この日は平日の午前中でしたが、会場には多くの来館者が詰めかけ、和田さんの活動の幅広さがそのまま知名度の高さに比例するかのようににぎわっていました。中には、その作品にふれると当時の時代背景や思い出を語る人もいたり。

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『和田誠になるまで』と題し、幼少期から大学時代の作品が展示されていましたが、すでにこの時点で和田さんの核となる部分がほぼほぼ出来上がっていたかのような完成度。しかも、センスのいいユーモアも織り交ぜて。

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ジャズのレコードジャケットや映画ポスター風のイラストなど。

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さらに、これも和田さん作品であったとは知りませんでした。タバコのハイライトのパッケージデザイン。

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既視感あるなつかしさを覚えるイラストの数々。

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昭和懐かしい雑誌の装丁も。

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さらに、映画監督も務められ、代表作『麻雀放浪記』『怪盗ルビィ』など。もちろん映画ポスターも制作。個人的に怪盗ルビィは大好きな映画作品の一つ。ミュージカル風でメルヘンチックな世界観が、今にして思えば和田さん色だったのかと。

映像はこのほか、NHK『みんなのうた』や、フジテレビ『ゴールデン洋画劇場』のオープニングタイトルなど、誰しも目にしたことのありそうな和田作品ばかり。

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本の装丁のフォントも、こうして改めて見て初めて和田作品と知る、という人も多いような。

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家族であり妻であった、料理研究家の平野レミさんとの作品集も。よく料理番組に登場するレミさんの面白い眼鏡も和田さんの作品だったとは(笑)

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創作活動の代表的なものとして、500点以上にも及ぶ『週刊文春』の表紙が会場の壁一面に展示。雑誌の内容とは対照的な和田作品が、その存在感をより際立たせていた印象を持っています。

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さらに、表紙モチーフを実際ご自分で作品にされたパターンも。こちらの花瓶は絵付けも和田さんが手掛けられたんだとか。こうしてみると、もやは仕事という意識なく終始楽しみながら創作活動に没頭されてた様子もうかがえ、それがあの温かみと多幸感ある作品につながったのかな、と感じるような。

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著書も200冊以上あり、中にはかつて手にしたものもあったり。

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物販コーナーでは作品をモチーフにしたTシャツや食器、書籍、CDなどを販売。さらに、内覧会に来られた平野レミさんのサインが壁に記され、和田さんが好きだったメニューを集めた料理本も。

本展で、これも和田さんの作品だったのか!と、意識することなく日常に溶け込んでいて気づかなかったものを再発見する機会になったり見応えあり。若い層であれば、もしかしたら昭和レトロで新鮮な印象を受けるのかも。

会期は6月18日(日)まで。お見逃しなく!ヨ~イヤサ~♪

開催概要

会期 : 2023年5月20日(土)~2023年6月18日(日)
会場 :美術館「えき」KYOTO
住所 :京都市下京区烏丸通塩小路下ル東塩小路町ジェイアール京都伊勢丹7階隣接
開館時間 : 10:00~19:30 (最終入場時間 19:00)
休館日 :会期中無休
観覧料 :一般 1,000円(800円) 高・大学生 800円(600円) 小・中学生 600円(400円)
※( )内は前売料金。「障害者手帳」を提示の本人と同伴者1名は、当日料金より各200円割引
TEL:075(352)1111(大代表)

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