寝ているうちにやせる！リンパマッサージのプロが秘技を公開

「寝ている間にかってにやせる 寝る前5分張り筋はがし 深部リンパ節開放マッサージ」著者・夜久ルミ子さん

やせたい！不調が気になる人はチェック！リンパマッサージのプロが秘技を公開

“深部リンパ節開放マッサージ”を開発した著者が指導者のみに伝えてきた“やせる”秘技を惜しみなく公開する「寝ている間にかってにやせる 寝る前5分張り筋はがし 深部リンパ節開放マッサージ」（西東社／1,320円）が6/1（木）に発売。眠っているうちに体がやせ体質になり、さらにやせる以外にもさまざまな効果があるなど、今まで知りたかった情報が満載です。

今回、著者の夜久ルミ子さんにインタビュー。なぜ、寝ている間にやせるのか？ 気になるポイントを聞きました。

やせにくい「張り筋」状態とは？

■スマホやパソコンを毎日使う

■ふくらはぎをぎゅっとにぎると、手のあとがつく

■体型維持のために筋トレやウォーキングをしている

■食事制限をした経験がある

■朝、体が重いと感じる

■ダイエットのために夜、軽いストレッチやマッサージをしている

■睡眠は５時間以下

1つでもあてはまるものがあれば、「張り筋」状態です。「張り筋」とは筋肉が緊張してかたまった状態のこと。張り筋になると、血液の流れが悪くなり、老廃物や脂肪も体内にたまる一方。張り筋状態では、マッサージや運動をしていても逆効果。どんな努力もムダになってしまいます。

筋肉をゆるめることで老廃物が流れてスッキリ

「張り筋はがし」を例えて説明するならば、「張り筋」は絡まり合った毛糸の束です。毛糸が絡まっていると、そのなかにはゴミがたまりやすいですよね。でも、毛糸の絡みを取れば、ゴミは簡単に取り除けます。筋肉でも同じことがいえます。ふんわりとした筋肉になることで血流がスムーズになり、栄養、熱、ホルモンをのせた血液が体のすみずみに行き渡ります。血流が良くなると細胞が活性化。基礎代謝がアップするので脂肪が燃焼しやすくなります。また、深い睡眠を得られることで自律神経が整います。そして朝起きたときには、体中の老廃物が排出されスッキリします。

「張り筋はがし」でほとんどの体の悩みは解消できる

「張り筋はがし」のメリットはたくさんあり、一度では伝えきれないほどです。例えば、「張り筋はがし」で筋肉の張りがとれると、基礎代謝がアップ。体温が上がり、脂肪が燃焼しやすくなるので、やせやすく太りにくい体質になります。「張り筋はがし」はホルモン分泌を促す効果もあります。胃腸の作用に関連がある副交感神経が優位になることで便秘解消に効果があります。副交感神経を優位に働かせることで、良質な睡眠がとれ、日中の集中力、やる気、行動力が増します。また、自律神経が整うことで気持ちに余裕が生まれ、ポジティブな気持ちになれます。

寝る前の5分間、自分で自分を癒やすプロセスを

「張り筋はがし」は寝る前に行うのがベストタイミングです。人間は寝ている間に成長ホルモンが分泌され、体のさまざまなメンテナンスを行います。寝る前に「張り筋はがし」で筋肉をほぐしておくことで、そのメンテナンスをより効果的なものにすることができるのです。

マッサージと聞くと「毎日続けるのは大変そう」と思う人も多いでしょう。しかし、「張り筋はがし」は筋肉の初めと終わりを5分程度押してさするだけ。筋肉の最初と最後をゆるめると、あとは体の自浄作用で勝手にメンテナンスしてくれます。なので、今日は疲れてしまった…、神経が高ぶっている…、何かしないと落ち着かない…、そんなときこそ「張り筋はがし」を。筋肉がゆるむことでメンタルも安定します。自分自身を癒やすプロセスとして、寝る前の5分に取り入れてみてください。

疲れてしまって今日はムリ！ そんなときでもこの3つだけやればOK

本書で紹介されている「これさえやれば！」という3つのポイントを紹介します。ここで紹介するのは一部抜粋なので詳しくは書籍で。

張り筋がはがれやすく＆老廃物が流れやすく 鎖骨の深部リンパ節開放

鎖骨のリンパ節は全身のリンパの通り道。最初にここを開放し「張り筋はがし」をすると、老廃物が体外へ排出しやすくなります。

1 両手を軽く握り、首の前側（あご下、首の中央、首の付け根）を押す。3カ所各3回

2 指3本を鎖骨の骨のキワに置き、垂直に押す。5回

3 耳の下から鎖骨に向かって4本指でさする。左右各5回

顔まわりの張り筋はがし

お尻に手を挟むことで、首を最大の可動域まで傾けられ、はがれやすくなります。顔や首のシワが減り、顔まわりがすっきりします。

1 あお向けになり、右手をお尻の下に入れる。左手を頭に当てて、首を左へ倒す。左右各5回

2 同じ姿勢のまま、右手を握り、首の骨のキワを圧迫する。同様に反対側も行う。左右各5回

ほぐれた張り筋を整える ふわ筋血流ながし

張り筋はがし後には副交感神経を優位にさせて全身をリラックス。その後睡眠をとることで眠りが深まり、体のすみずみまで血液が巡ります。

1 横向きに寝て、手で頭をかかえて足を曲げて体を丸くする。左右各5回

2 胸に両手を重ねて当て、目を閉じて心臓の音を聞く。10秒

書籍「寝ている間にかってにやせる 寝る前5分張り筋はがし 深部リンパ節開放マッサージ」

夜久ルミ子さん

深部リンパ協会理事長。

薬科大学を卒業後、薬剤師として医療センターの薬局に勤務。西洋医学の対症療法に疑問を抱き、ホリスティック医学に興味を持ち東洋医学を学ぶ。鍼灸・マッサージ師の資格を取得し、「薬もわかる東洋治療家」として開業。多くの患者から支持を得るも、患者にストレスが多く、心身両面のケアの重要性を痛感する。ストレスケアのための脳科学・心理学を学び、美と癒しのエステ、アロマテラピーなどの知識と技術を総合的に組み合わせ、心身両面のストレスケアと外見の美を実現させるデトックスメソッド「深部リンパ節開放」と「WATCHセラピー」を開発。現在、日本全国で講演やセミナーを行っている。

著籍「やせスイッチを押せば驚くほど細くなる」「腸リンパを流せば驚くほどお腹からやせる」（西東社）など。その他、メディア掲載多数。

深部リンパスクール＆サロン「RUBYZ（ルビーズ）」を表参道と柏で展開中。