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トマトとアレも!? お酒の席で定番だけど実は「NG食べ合わせ」3パターン

  • 2015.12.10
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12月に入り、忘年会や女子会などアルコールを飲む機会も増えているのではないでしょうか。それでも出来るだけヘルシーに、と思うのが女心。

そこで今回は、栄養学のエキスパートである筆者がお酒のお供につい食べてしまいがちだけど、実ははNGな組み合わせを3パターンご紹介したいと思います。 

■1:「ほうれん草」と「

ベーコン」

ベーコンとほうれん草。一見ヘルシーで合わせて炒めるだけでもパスタに合わせても美味しい組み合わせですね。

しかし、ほうれん草に含まれる“硝酸”は体内で“亜硝酸”に変化し、そしてベーコンには食品添加物として“亜硝酸ナトリウム”が含まれています。何が問題かというと、“亜硝酸”“亜硝酸ナトリウム”ともにタンパク質の分解物と反応して発がん物質が生成されるリスクがあるというコト。

また、ベーコンに含まれる“リン酸塩”はほうれん草に含まれる鉄分の吸収を妨げたり、体内のカルシウムの減少をも招いてしまうので、実はかなりリスクの高い組み合わせといえるでしょう。

 

■2:「トマト」と「きゅうり」

“ベジファースト”を徹底している女性が気を付けたいのがこの組み合わせ。サラダでは必ずといっていいほど、一緒に食されるトマトときゅうりですが、実はきゅうりには“アスコルビナーゼ”というビタミンCを壊してしまう成分が含まれています。

そしてどちらも体を冷やす食材。一緒に摂ることで、身体を冷やし過ぎてしまう可能性も。またアスコルビナーゼは人参にも含まれます。しかし、このアスコルビナーゼも酸に弱いため、お酢を加えることでその働きは抑制されます。 

●オススメの組み合わせ:「トマト」と「アボカド」

トマトに含まれるリコピンやニンジンに含まれるカロテンは脂質と一緒に摂ることで吸収率がアップ。これらの野菜はアボカドやオリーブオイルと組み合わせて食べましょう。

 

 ■3:「ビール」と「フライドポテト」

ビールとフライドポテト、唐揚げといった“揚げ物”系は最高の組み合わせ!そう思っている人も少なくないでしょう。

しかし、アルコールは脂肪の合成を促進する“VLDL(超低比重リポタンパク)”を生成します。そこへ脂肪の原材料となる揚げ物を一緒に摂ってしまうと、体内でどんどん脂肪が合成されますので、気が付けばウエストサイズアップなんて悲劇に襲われることも!

ですので、オススメのお酒のつまみには、アルコールの代謝に必要な“アミノ酸”を多く含む枝豆や納豆、タウリンを多く含むタコやイカなどがいいでしょう。

 

こうして見てみると、加工食品を極力避けるのは基本中の基本、ということに。そして大人女子ならお酒を飲む際もちょっと高めの意識を持ってスマートな飲み方を心掛けて見てはいかがでしょうか?

【著者略歴】

※ SAYURI・・・長年の医療業界での経験を生かし、健康管理士、食育インストラクター、心理カウンセラーとして執筆活動や講演活動をする傍らNPO法人予防医療推進協会の理事長も務める。

【画像】

※ Yulia Davidovich / shutterstock

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