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王室担当カメラマンから見たチャールズ国王、皇太子時代に来日した際の印象的なエピソードも披露

  • 2023.5.23

世界最大級のデジタルコンテンツカンパニー、ゲッティイメージズに所属する王室担当フォトグラファーのクリス・ジャクソン氏が、現地時間5月6日に行われたチャールズ国王の戴冠式を振り返ると同時に、国王の素顔や魅力について語った。(フロントロウ編集部)

王室担当フォトグラファーがチャールズ国王について語る

現地時間5月6日にイギリスのロンドンで行われたチャールズ国王の戴冠式を撮影したゲッティイメージズ所属のフォトグラファー、クリス・ジャクソン氏のコメントが届いた。

画像: ©︎CHRIS_JACKSON
©︎CHRIS_JACKSON

ジャクソン氏は、ゲッティイメージズで数々の賞を受賞しているイギリス王室担当フォトグラファーで、チャールズ国王や故エリザベス女王、ウィリアム皇太子をはじめとするロイヤルファミリーのメンバーを20年以上にわたって撮影している。

5月6日のチャールズ国王の戴冠式を近くで撮影した感想

ジャクソン氏:「戴冠式当日は、まさに歴史的な日で、参加できて本当に興奮しました。バッキンガム宮殿のバルコニーという、これまで撮影したことのないユニークな視点から撮影することができたので、王冠、群衆、象徴的なヴィクトリア女王記念碑など、当日のあらゆる場面を撮影することができました。国王と女王がバルコニーに出てきたときの群衆の歓声は忘れられません」

個人的な戴冠式のベストショット&ベストシーン

ジャクソン氏:「私のお気に入りの写真は、「国王と王妃の頭上をレッドアローが飛んでいくショット」と、「バルコニーでのワイドショット」です。歴史的な1日をまったく新しい視点で捉えた2枚です」

画像: ©︎1487977001,Chris Jackson,GettyImages
©︎1487977001,Chris Jackson,GettyImages
画像: ©︎1487976209,Chris Jackson,GettyImages
©︎1487976209,Chris Jackson,GettyImages

王室担当フォトグラファーの自分だからこそ知るチャールズ国王の素顔や魅力

ジャクソン氏:「チャールズ国王は、故エリザベス2世の仕事に対する姿勢や義務感を受け継いでおり、非常に勤勉な方です。王室のツアーでは、1日に8件もの仕事をこなし、できるだけ多くの人に会うために昼食の時間さえ惜しみません。王室との約束はつねに『オン』でポジティブに臨み、自分にとってはいつもの仕事でも、彼に会う人にとっては特別な日、つまりロイヤルファミリーの一員に会う日であることを理解しています。また、彼は環境問題にも関心を持っていて、私は長年にわたり、世界中の熱帯雨林や気候が荒廃している地域へ数多く同行しましたが、環境保護に熱心な方です。彼はもちろん、国王となった今、行動様式が変わっても、情熱は変わりません。彼には人々を惹きつける力があり、より大きな目標のために人々を結集する能力に優れています。ダンフリーズ・ハウスでの彼の取り組みがその証拠で、今年までにプリンス・トラスト事業を通じて100万人以上の人々が支援され、若者に力を与えています」

チャールズ国王が皇太子時代に来日した際の印象的なエピソードについて

ジャクソン氏:「皇太子時代から日本を訪れることは彼にとっていつも特別です。直近の来日(2019年に英王室代表として天皇陛下の即位式に出席のため来日)で特筆すべきは、根津美術館の美しい庭園でのお散歩でした。またそれ以前のカミラ夫人との訪問も楽しんでいました。2008年のカミラ夫人との訪問では、壮大な東大寺へ訪れた時の様子が印象に残っています。とくにカミラ夫人は鹿を見ることを楽しんでいました! 私のお気に入りの写真のひとつは、剣道家から贈られた竹刀を手にしたチャールズ国王の姿です」

(フロントロウ編集部)

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