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年末年始の帰省に! 乳児連れでも安心な「公共交通機関」を選ぶヒント

  • 2015.12.10
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パパライターの矢山ユースケ@育休中です。

もうすぐ冬休みですね。小さなお子さんのいるご家庭は、実家のご両親から、「孫を連れて帰ってきて!」と矢のような催促が届いているのではないでしょうか。お住いが遠方であればあるほど、普段会えない分、強烈なラブコールに違いありません。

しかし、遠くへの帰省となると、問題となるのは“移動手段”です。周囲を気にしなくて済む自由度では自家用車でしょう。とはいえ、長時間移動の疲労や交通渋滞などの問題が付きまといますよね。

そこで今回は、わが家がすでに子連れで体験したものも含めて、乳児連れ時の公共交通機関での移動について、レポートしてみました。

●飛行機……早割チケットの場合、キャンセルにならないよう注意

飛行機には最短で生後8日目から搭乗が可能となります。JALやANAの妊婦・子連れプランがオススメです。妻が帰省先から戻る際、こちらのプランを実際に利用しましたが、『座席の位置や赤ちゃんがぐずった際のケアがうれしかった』とのことでした。

コストの面を考えた場合、LCCの早割プランが選択肢にのぼるかと思われます。こちらは実にありがたいプランなのですが、早割プランはその特性上キャンセルが不可で、キャンセル時には支払済金額をほぼ全額取られてしまうことになるので、「確実にこの日に移動する」場合のみの利用としたほうが良いでしょう。

●列車移動……時間短縮を取るか、低コストを取るか

新幹線は、コストこそ列車移動の中では高くなりますが、その分、時間や設備に余裕があります。トイレ・洗面所も広く、おむつ替えが発生した場合でも困りません。座席もゆったりとしていて、快適に過ごすことができます。

九州新幹線など、一部の新幹線には早割プランがあるので、移動日が早めに確定したの場合はこちらの検討もありでしょう。特急は、新幹線と比べると、どうしても設備面で難しさを感じてしまいます。トイレが狭いため、テープタイプのおむつ替えには向きません。パンツタイプのおむつになってからが吉でしょうか。

在来線での長距離移動は、あまりオススメできません。上ふたつと比べるとコストは安いのですが、座席もトイレも特急以下の設備なので、首がすわるまでは厳しさを感じる可能性が高いです。乗車する場合は、せめて普通車グリーン席の利用を検討しましょう。

その他、列車移動時の注意点としては、“混雑時間帯を避ける”ことです。新幹線や特急もそうですが、乗り継ぎ先の在来線で通勤通学ラッシュなどに巻き込まれないようなスケジュールでの移動を心がけましょう。

●バス、タクシー……高速バスは難しいか

妊娠中及び乳児連れ時の高速バスの利用は、現実的ではありません。飛行機や列車と違って、バスには座席以外のスペースがほぼないため、おむつ替え、授乳いずれも非常に難易度が高くなります。赤ちゃんが泣き出してしまった場合、ほかの乗客の方々に対して相当な迷惑となります。

他に移動手段がないのであれば仕方ありませんが、その場合はせめて夜行を回避し、昼行便を選択するようにしましょう。赤ちゃんの生活リズムの問題もありますが、夜行バスには“乗車中は寝て過ごす”つもりで乗り込む方が少なくないからです。

タクシーでの移動は、最寄駅から実家までなど、想定される距離は短いものとなるでしょう。帰省先にチャイルドシートの用意がない場合は、無理にお迎えを頼むよりも、タクシーの利用を考えましょう。

●オススメはやっぱり“移動時間の短縮”ができる方法!

実際に体験してみて、乳児を連れた長距離移動を体験してみて、カギとなるのは以下の2点だなと感じました。

・移動時間は、短ければ短いほうが良い

・赤ちゃんのお昼寝タイミングと移動時間をできるだけ重ねると良い

移動時間については、できるだけ短く済む方法を選択したほうが、赤ちゃんにとってもパパママにとっても、ストレスが少なく済む可能性が高いです。赤ちゃんにとって、飛行機にせよ列車にせよ、移動中の空間は、不慣れな空間です。パパママにとっては慣れた空間かもしれませんが、「泣いたらどうしよう」「おむつ替え大丈夫かな」と考えたり、周囲の目を気にしての時間なので、普段と違うストレスを感じることでしょう。

私自身の経験からですが、新幹線や特急と在来線の接続時間が長い場合ですが、おむつ交換や授乳の時間に充てられるので、接続時間の短縮よりは移動時間の短縮のほうが効果的だと思います。

赤ちゃんのお昼寝タイミングについては、“移動中と睡眠時間が重なる”ように、出発前最後の授乳やミルクあげを調整すると良いでしょう。どんなにバッチリと調整ができた場合でも、最低1回分のミルクや授乳ケープの用意は怠らないようにしましょう。

以上、帰省時の参考にしていただければ幸いです。それでは、実家で待つおじいちゃん・おばあちゃんに、孫の最高の笑顔をお届けして、みんなで楽しい時間を過ごしましょう!

【参考リンク】

・ANAファミリーらくのりサービス [国内線] | ANA(https://www.ana.co.jp/serviceinfo/domestic/support/family/)

●ライター/矢山ユースケ(IT系パパライター)

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