小さな子どもを育てるお母様・お父様には、多くの悩み・不安があるのではないでしょうか。だからこそ、大切な子どもを預ける幼稚園・保育園に対して「もっとこうしてくれたらいいのに…」と思うことが出てくるのも、ある意味自然なことかもしれません。
実際に、保育士は多種多様な相談・要望をいただくことがあります。
パパママ、保育士を悩ませる「あの問題」
今回は、元保育士が「実は困ってしまう保護者からの要望」をお話してくれました。
私が、2歳児のクラスを受け持っていたときの出来事。
2歳児はぐんっと成長する年頃で、それに伴って保護者の方から相談や困りごとの話が増える時期でもあります。
そんなある日、保護者の方にこんなことを言われました。
「先生、うちの子夜寝るのが大体22時頃で全く寝てくれないんです。困るので、お昼寝の時間をうちの子だけ減らしてもらえませんか?」
そのお子様はかなり活発で、積極的に体を動かし遊ぶタイプ。しかし、お昼寝の時には背中をさするとすぐに寝てしまう子だったため、保護者の方の話にはかなり驚いてしまいました。
なぜ、保育園では「お昼寝」をするのか?
「子どもが寝てくれない」という悩みを抱える保護者の方は非常に多いです。
しかし保育園のお昼寝は「疲れで集中力が低下することを防ぐ」「心のリフレッシュ」などの意図があり、私が勤める園では子ども達の体力を考慮し実施していました。また、多くの保育園では個別事情で対応するのは規則上難しいのが現状。
その後、要望のあった保護者の方には説明を差し上げ、理解いただきたい旨をお話しました。それ以降、その保護者の方が直接ご要望を仰ることはありませんでした。
保育士の悩みは他にも
「魔の2歳児」と言われるほど大変な2歳児の子育て。体力がつき、色々なことに興味をもつ時期だからこそ、夜寝てくれないこともしばしば…。「子どもが夜寝てくれない問題」は深刻で、「21時までには寝かしつけようと頑張っているのに、結局23時以降にしか寝てくれない…」と悩むパパママも多いのは事実です。
保育園によって“お昼寝”の対応は様々ですが、個別事情で時間管理をするのは難しい場合でも、家庭で抱え込まずに相談することで「無理に寝かしつけない」「早く起きたら別室で遊ばせる」など、できる限りの対応を考えてくれる場合もあります。
編集:TRILLニュース編集部
提供:元保育士・20代女性
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