フードデリバリーで注文した商品を開けてみると、「中身がクラッシュされて、ぐちゃぐちゃだった…」という経験がある方も多いのではないでしょうか?また、ラーメンやお惣菜など店内で食べるようなクオリティで家まで運ばれてくるのだろうか?と疑問に思う方もいるのではないでしょうか。
今回は、4,500件以上を配達してきた元フードデリバリー配達員の「配達員がヒヤリとする要注意の注文品」をご紹介します。
世の中には、どんなに注意深く運んでも溢れるものが存在するんです。注文するときには覚悟した方がよいかもしれません。
元フードデリバリー配達員の私が、経験上最も危険だと思うのが、「容器の底が浅い中華料理」。中華風の柄が入った黒い八角形のトレーに透明のプラスチック蓋が付いている、あれです。そこに麻婆豆腐や汁気の多い炒め物など詰められたら、もうおしまい。
注目すべきポイントは2つあります。
まず、「容器の底の浅さ」です。
デリバリー業界では「底の深さ=溢れにくさ」というのが一般的な認識です。ラーメンやスープ系は一見危険そうですが、底が深いためバッグが傾いても問題ありません。しかし、「容器の底が浅い中華料理」はデザイン性を優先しており、多くのトラブルを引き起こしています。
もう一つは「お店側の意識」です。
もちろん全ての中華料理店のデリバリー商品が溢れやすいわけではありません。チェーン店や以前から出前や持ち帰りを取り扱っていた店舗は、十分な対策を講じていることが多いです。例えば、商品1つ1つにラップを巻いているお店の商品は比較的安心して運ぶことができます。ただし、新たにデリバリー対応を始めたお店やゴーストレストランには注意が必要です。
注文した商品が見るも無残な姿で届いた…そのような悲劇がこの世から一つでも消えることを願っています。
フードデリバリーを注文するときに「きちんとした状態で届く商品か?」を考慮していますか?食べたい一心で注文しても、悲惨な状態で商品が届いてしまったら、悲しい気持ちになってしまいますよね。
配達員の方がどれだけ気を遣っても、状態が崩れてしまう商品があるのも事実。悲劇を避けたい場合は「安全に届きそうな商品」を選ぶのも賢明かもしれません。
編集:TRILLニュース編集部
文・提供:元フードデリバリー配達員・20代男性(約2年間・4,500件以上の配達経験)
※この記事では媒体で募集し集めた体験談を掲載しています。