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元フードデリバリー配達員が注文者から告げられた“最も傷ついた一言”が衝撃すぎた

  • 2023.6.14
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画像:PhotoAC

コロナ禍を経て、フードデリバリーは私たちにとってより身近なサービスになったのではないでしょうか。日々さまざまなお客様と対峙する配達員は、「え、そんなこと言われても…」と思わざるを得ないような要望・クレームに遭遇することもしばしば…。

今回は、4500件以上の配達実績をもつ元フードデリバリー配達員が最も傷ついたお客様の“衝撃の一言”をご紹介します。


お客様から”衝撃の一言”を投げかけられたのは、まだフードデリバリーの配達の仕事を始めたばかりの頃。指定されたマンションに到着し、部屋番号を確認しようと配達アプリの画面を見ると、備考欄には驚くべきコメントが書かれていたのです。

「アイドルの○○君みたいなイケメン配達員さんが来ますようにヾ( 〃∇〃)ツ キャーーーッ♡」

アイドルのようなイケメン配達員を待っているなんて…。

この仕事を始めて以来最大の試練を目の前に、足の震えが止まりませんでした。 キャップを深く被り、童顔の○○君とは似ても似つかない顔を隠しながら、恐る恐るオートロックのインターホンを押しました。

「お待たせしましたー」とカメラに向かって挨拶すると、無言のまま玄関の施錠が解かれました。昇っていくエレベーターの中で乱れた呼吸を整え、いよいよベルを鳴らすと、チェーンをつけたままのドアが少しだけ開きました。

次の瞬間、ドアの隙間から白くて細い手が勢いよく伸びてきました。少し戸惑いながらも手渡そうとすると、その10cmほどの隙間に引っ掛かった商品は、バキバキと音を立てながら無理矢理引っ張り込まれました。そして、私が「ありがとうございました」と言い終える前に、扉は強く閉められてしまいました。

しかし、ショッキングな出来事はこれで終わりではありません。直後、お客様から信じ難いメッセージが届きました。

「イケメンに来てほしかった。」

むかし祖母が「男らしくて素敵よ」と言ってくれたことを思い出しながら、沈んだ気持ちでマンションを出たのでした。


「到着が遅い」や「商品がこぼれている」などのクレームは想像できますが、まさか「イケメンに来てほしかった」というクレームを言うお客様までいるとは衝撃のエピソードですよね。

届けてくださった配達員への感謝の気持ちを忘れず、気持ちのいいやり取りができる客でありたいものですね。


編集:TRILLニュース編集部

提供:元フードデリバリー配達員・20代男性(約2年間・4,500件以上の配達経験)

※この記事では媒体で募集し集めた体験談を掲載しています。

※画像はイメージです。