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【Excel】「これなしでは使えないほど便利!」作業効率がグッと上がる便利機能

  • 2023.6.27
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出典:PixieMe/shutterstock.com

Excelで表を作成する際、行や列を追加するたびに書式や関数を設定し直すのは面倒…。そんなときに役立つのが「テーブル」という機能です。Excelで作った表をテーブルに変換するだけで書式や計算式が自動的に引き継がれます。作業効率が一段とアップするので、ぜひこの機会にマスターしてみてください!

テーブルってなに?

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画像:筆者撮影

Excelの「テーブル」機能とは表をデータベースとして使いやすくした機能のこと。書式設定や数式などをひとつずつ設定しなければならないところを自動化してくれます。

データをまとめて保管・管理するのに適しています。

[テーブルでできること]

・表が自動で拡張される
・フィルター機能が実装される
・見出しが固定される
・計算式が自動化される
・修正が別の列に自動で反映される
・1行ずつ色分けされる
など

テーブルを設定すると手間をかけてしていたことを自動で行ってくれます。

テーブルを設定する

テーブルの設定方法は簡単です。表を選択してExcelに表を認識させるだけでテーブル機能が使えます。

[テーブルの設定方法]

1.テーブルを使いたい表を選択

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画像:筆者撮影

2.挿入タブから「テーブル」をクリック

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画像:筆者撮影

3.「テーブルの作成」というダイアログが表示されたらデータ範囲を確認し「OK」をクリック

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画像:筆者撮影

4.完成

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画像:筆者撮影

なおテーブルを使う際に注意する点がいくつかあります。

先頭行に項目を作成すること(Excelには横にフィルターする機能がないため)
空白の項目を作らない(項目は1列にひとつが原則になっているため)
項目をセル結合しない(うまくテーブルに変換できません)

テーブルの使用例1|色分けされる

テーブルを設定した表は、1行おきに色分けされます。見やすいだけでなく、テーブルの範囲がわかりやすいですよね。

また、データを追加した際にもExcelが自動で認識し色分けされます。

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画像:筆者撮影

テーブルの使用例2|フィルターが実装される

テーブルにすると表にフィルターが自動で実装されます。データベースはフィルター機能を必ず使用するので、わざわざ設定する手間が省けて楽です。

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画像:筆者撮影

テーブルの使用例3|計算式が自動化される

書式設定だけでなく計算式も自動で追加されます。普通の表だとスクロールをしたりして数式をコピーする必要がありますがその必要もありません。

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画像:筆者撮影

 

しかも、計算式や関数が間違っていても、セルをひとつ修正するだけで列すべてに反映されます。ミスを一瞬でカバーしてくれるので助かりますよね。

テーブルを解除する

テーブルから普通の表に戻したいときは、テーブルを解除します。

[テーブルを解除する方法]

1.テーブル内のセルをクリック

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画像:筆者撮影

 

2.テーブルタブの「範囲に変換」をクリック

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画像:筆者撮影

 

3.「テーブルを標準の範囲に変換しますか?」というダイアログを表示されるので「はい」をクリック

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画像:筆者撮影

 

なお、テーブルから普通の表に戻りましたが、カラーリングなどの書式はそのままなので、ホームタブにあるクリア(消しゴムアイコン)をクリックし「書式のクリア」を選択しましょう。

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画像:筆者撮影

Excel上達の鍵はテーブル

今回は表を変換するだけでExcelの作業効率が向上するテーブルを紹介しました。

やや独特ですが慣れたらテーブルなしではExcelで資料を作れなくなるほど便利な機能です。初心者のみなさんもぜひお試しください!



ライター:ちだい
家電・モノライター&デザイナー。オーディオやバッテリーなどの小型ガジェットを中心にモノ系やカルチャー・サービスなどモノ誌で執筆。趣味は映画鑑賞と競走馬。
編集:TRILLニュース

※記事内の画像はイメージを含みます。