「コーヒー & 紅茶で水分摂るのはNG？」絶対やって！熱中症対策、プロに聞いてみた

じめじめとした暑さが体に堪える、猛暑日。汗をかくことにより、体内の水分や塩分が奪われ、熱中症のリスクも高まります。重症化すると、後遺症が残る可能性もあるため、万全の対策を取っておきたいですよね。

そこで今回は、日本赤十字社の佐藤さんに取材を実施。応急手当のプロが実践しているという、熱中症対策について教えていただきました。

--暑くなるこれからの季節、熱中症を防ぐために、実践している対策はありますか？

佐藤さん：私自身が実践している対策としては、日々の天気チェックやこまめな水分・塩分補給があります。

特に暑い時期には、出かける前に、テレビやスマートフォンで天気や気温をチェックして、普段より少し多めに水分や塩分を取るように心がけています。簡単なことでも、熱中症を意識した対策を取ることが大切です。

--熱中症にならないように、普段からできる対策方法を教えてください。

佐藤さん：屋外ではなるべく日陰を選び、直射日光が当たらない場所へ移動しましょう。濡れたタオルでこまめに汗を拭いたり、吸汗・速乾素材や通気性のある衣類、帽子を着用したりするのも有効です。

水分補給時も注意が必要です。カフェインを多く含むコーヒーや紅茶、アルコール類は体内の水分を排出してしまうので、熱中症予防には適していません。

--筆者は水分の代わりにとよくコーヒーや紅茶を飲んでいました…。夏場は気をつけないといけないですね。

佐藤さん：そうですね。コーヒーや紅茶で水分をとっていると思われる方も多いと思いますが、熱中症対策の点から言うと注意した方がいいと思います。

他にも、日ごろから散歩やジョギングなどの運動をしたり、シャワーだけではなく、湯船に浸かったりと、実際に気温が上がる前から暑さに慣れる体づくりをすることも大切ですよ。

日ごろから熱中症を意識して生活することで、熱中症のリスクを抑えられるようですね。プロが実践している対策や、普段からできる対策を取り入れながら、熱中症予防を心がけましょう。

ぜひ参考にしてみてくださいね！

日本赤十字社救護・福祉部健康安全課
佐藤裕馬さん

編集：TRILL ニュース