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車に乗ったときの「暑い!」を解決!車内を効率的に“冷やす”方法って?

  • 2023.7.7

暑い夏の日、車に乗ろうとしてドアを開けると、車内に強烈に熱気がこもっていた…なんてことはよくありますよね。強い日差しの下でのドライブで、日焼けを気にする方も多いはず。

そこで今回は、カー用品の卸売から車の整備、タイヤ交換まで一貫してサポートを行う、オートバックスセブンの猪野さんに直撃取材!車内の暑さ対策や紫外線対策についてうかがいました。

乗ろうとしたら車内が酷暑! 有効な暑さ対策は?

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--駐車していた車に乗ろうとすると、あまりに暑くて乗れない…ということもしばしば。車内が高温になってしまった場合、効率的に室温を下げる方法を教えてください。

猪野さん:効果的なのは、窓を全開にした状態で、“エアコンを外気導入に設定して走り出す方法”です!まずは車内の熱気を外に逃しましょう。

エアコンの付け始めは、設定温度を最低にするのがおすすめ。数分経ったら窓を閉め、エアコンを内気循環にすれば、短い時間で涼しくなりますよ。

--なるほど!まずは外気循環で熱を逃すことが大切なんですね。車内が暑くなる前に実践できる対処法はありますか?

猪野さん:サンシェードをフロントガラスに設置したり、窓に断熱フィルムを貼ったりして、直射日光を遮る方法があります。走行中であれば、車内用扇風機の設置がおすすめです。エアコンの風をより効率的に車内に循環させられます。

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簡単に取り付けられるサンシェードや、傷付きにくい断熱フィルムなども販売されているので、愛車に合った商品を探してみてください。

―車内の暑さ対策をしなかった場合、どのようなリスクが考えられますか?

猪野さん:環境省の「熱中症予防サイト」によると、気温31℃以上になった場合、熱中症のリスクが急増するとされています。真夏の駐車中の車内は50℃を超えることもあるので、車内が暑くならないように十分注意してください。

車内の日焼け対策は?

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--車内での日焼けも気になります。窓ガラスをUVカット仕様にしていれば大丈夫でしょうか?

猪野さん:UVカットガラスを使用すれば、そこまで心配する必要はないでしょう。日焼けの原因となる紫外線の量を抑えることができます。

--ちなみに、車体自体にできる紫外線対策はありますか?

猪野さん:車全体を覆うボディカバーを付けたり、車のヘッドライトを保護するヘッドライトコーティング剤を塗ったりして、車を紫外線から守るのがおすすめです!

また、SUVなどに多く見られる、新車時から未塗装のバンパーやドアミラー周りには、UV吸収剤が配合された未塗装樹脂コーティング剤を塗るのもいいでしょう。車を劣化・白化から守ってくれますよ。

車内の暑さを解消して、熱中症を防ぐ!

これから本格的な夏に向けて気温がどんどん上がってきます。車内が暑くならないよう工夫して、紫外線対策をしっかり行うことが、熱中症や日焼けを防ぐことに繋がります。

ぜひ、猪野さんのお話を参考にして、熱中症や日焼け対策を実践してみてくださいね。

今回取材したのは…

取材した方:猪野 哲夫さん
オートバックスセブン カーライフ商品部 カーライフ商品課



編集:吉田穂菜美(TRILLニュース)イラスト: vaguely(Instagram / HP